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騒がしい後輩達が居なくなって、早20分。
二人は口を閉じたままであった。
もう、窓から差してくる夕日の光はとっくのとうに無くなっていた。

「なぁ、A。」
最初に口を開いたのは虹村である。
それにAは反応して「なに?」と、答えた。

「なんで、長倉と…教室にいたんだ?」
虹村は悲しそうに言った。
こんな表情をする虹村を始めてみたAは、驚きがかくせなかった。

「なっ、何でって…。」
「この際、言うけどなぁ。
 この頃長倉と居すぎなんじゃねーのか?
 彼氏が居ながら、堂々と浮気してやんのか?」
虹村は吐き捨てるように言った。
そんな虹村も初めてでもう、Aの目には
涙がたまっていた。

「それは…しゅ、修造のせいだもん。」
「俺のせい?」
Aは、虹村の顔を見ないように…避けるように俯きながら言った。
その言葉に疑問を抱く虹村。

「だ、だって、私もこの際言うけど。
 この頃…私以外の女の子と喋ってばっかじゃん。
 しかも、楽しそうにさ。
 そっちこそ、彼女が居ながら…ちょっ!」
Aが言っている最中に虹村は、
Aに無言で抱きついた。

「それは…違う。
 それ、たぶん…お前の話題でだと思う。」
「私の…話題?」
「な、なんつーか。
 Aとデートとかそういう恋人らしい事って
 バスケのせいでできねーじゃん? かといって、俺、バスケ止められないし。
 だから、大切な休日にAが喜ぶようなこと…してーから。」
虹村は顔を真っ赤にしながら言った。

「へ? じゃあ、浮気じゃない…の?」
「そうにきまってんだろ。…で、Aは?」
「わ、私は、修造がこの頃その…構ってくれないからっ。
 冷めちゃったのかなって…それで、相談に…。」
「そっか、んじゃ、お互い様だな。」
「うん、そうだねっ」
二人は笑いながら言った。

「浮気したら、絶対に許さないから。」
「それはこっちのセリフ。」

浮気できないようにたくさん愛してやるからな
覚悟しとけよ? A――。

.

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設定タグ:虹村修造 , 黒子のバスケ , 帝光中学校   
作品ジャンル:ギャグ
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エルザ - 新しいの書きました! (2014年1月4日 20時) (レス) id: 4b1d2ce4ad (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんは!更新ふぁいとです(*^o^*) (2013年11月27日 2時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - おぉ〜っ!早速拝見しました!やっぱり虹村先輩はいいですね!! (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんはです! そうですか!?よかったです(≧∇≦) (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
エンゼル☆パイ(プロフ) - 征花さん» いえいえ、たくさんコメントをいただきとってもやる気が出てます(笑) (2013年11月25日 23時) (レス) id: 7729d9e5d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エンゼル☆パイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ennzerupai/  
作成日時:2013年9月12日 22時

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