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10秒前――。
虹村が口に出した。

「きゅ、9秒前。」
訳も分からずにAもカウントダウンを続けている。

「…なぁ、A。」
虹村がこちらに向いて言った。

「何?」
Aが髪をゆらして言った。

5秒前――。

「本当に分からないか?」
「うん…ゴメン。」

3秒前――。

「…んじゃ、教えてやる。」
「うん!!」

2秒前――。

「恋人同士になって日…だ。」
その言葉と同時にカラフル軍団が声をあげそうになってしまった。

「え? …あっ!? そうでした。」
Aは、恥ずかしそうに言った。

「ん…? 忘れてたのか?」
「そ、そ、そんなことあるわけないじゃんっ?」
「…図星だろ。」
「はい、ごもっともでございます。」
なんて、やり取りしていて二人は笑いあっていた。





「そうか、今日は二人の記念日…」
赤司は興味深そうに呟いた。

「やめろ、赤司。
 見ていて気持ち悪いのだよ。」
緑間はため息交じりで赤司に言った。

「先輩たちの記念日かぁ…。
 あ、でも。主将が覚えていただなんて…。」
桃井は驚きが隠せずにそういった。

「桃ちーん、それ、ちょっと失礼じゃなーい?」
紫原が言うと「あ、ゴメン。つい…」と、桃井は言った。

「まぁ、さつきの言葉にはちょっと賛成だな。」
青峰も同意見ならしい。

「まぁ、何はともあれ良かったですね。
 事件とかおこらなくて。」
黒子が言うと、「あぁ、そうだな。」と、赤司は頷きながら言った。

「じゃあ、もう、帰るか…って。
 おい、黄瀬
はどうしたのだよ。」
緑間が言った。

「あ、そういえば…居ないね。」
桃井が緑間の声に気づき、言った。

「あ、黄瀬君なら。」
黒子だ手を挙げていった。

「ん? どうした、言ってみろ。」
赤司がOKを出すと
「あ、はい。黄瀬君ならさっき、
『あ、黒子っち!
 ちょっといま、ファンの子が群がっているって聞いたから、
ちょっと行って来るっス。』と、シャララとして行きましたよ。」
「ちょっ、テツっ
 似すぎ…」
青峰は腹を抱えて言った。

それほど、似ていたのであろう――。

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設定タグ:虹村修造 , 黒子のバスケ , 帝光中学校   
作品ジャンル:ギャグ
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エルザ - 新しいの書きました! (2014年1月4日 20時) (レス) id: 4b1d2ce4ad (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんは!更新ふぁいとです(*^o^*) (2013年11月27日 2時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - おぉ〜っ!早速拝見しました!やっぱり虹村先輩はいいですね!! (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんはです! そうですか!?よかったです(≧∇≦) (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
エンゼル☆パイ(プロフ) - 征花さん» いえいえ、たくさんコメントをいただきとってもやる気が出てます(笑) (2013年11月25日 23時) (レス) id: 7729d9e5d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エンゼル☆パイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ennzerupai/  
作成日時:2013年9月12日 22時

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