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遊園地だなんだと、バスケ部はずっと騒いではいられない。
そう、今日はバスケ部の練習日であった。
そんな日にこんな話題がカラフル7に持ちかけられていた。

「戦隊!?」
朝、8時ちょっと前。
第一体育館に響き渡る声であった。

「あぁ、この頃姉さんが日曜の朝に見ているんだ。」
赤司はカラフル6の前に立ち言った。

「戦隊物ってあれですよね?
 ほら、『キュア●●!!』とかの奴ですか?」
黒子は手を挙げ、赤司に問いかけた。

「違う。それは、女子向けだが違う。
 今、姉さんが見ているのは『●●レンジャー』のほうだ。」
赤司は伏せ字を使っているにも関わらず
真顔で言っていた。

「さっそく、伏せ字を使っているのだよ。」
緑間は昨日のことを思い出し、自分が今
何をすればいいのかを言動であらわした。

「つってもよー、あれだろ?
 服はどうすんだよ、服は。」
青峰はバスケットボールをドリブルさせながら言った。

「大丈夫だ。こちらで用意する。」
赤司はそういいながらポケットから
ブラックカードを出し言った。

「んじゃあ、あれっスよね?
 色、決めないと。」
黄瀬が言ったが、赤司が「髪の色で良いだろう。」と
即答えたのであった。

「んじゃあさー、戦隊と言えば
 赤の人って、熱血系で。
 青と緑は冷静系。
 黄とピンクは女子。
 紫と水色は……何なのさ?」
紫原はそう言いながらお菓子を食べ始めた。

「あ、そう言えばそうだよね。
この頃は分からないけど、そんな感じだよね。」
桃井も紫原に同意した。

「…赤司が熱血系?
 無理無理。」
緑間は想像したらしく、プフッと笑ってしまっていた。

「しかも、青峰君が冷静ですよ?
 笑いが止まりませんね、爆笑物ですっ…」
黒子も想像したらしく笑っていた。

「? 緑間、黒子…
 良いだろう、別に。
 そんな戦隊物の歴史塗り替えてやる。」
赤司は手を高々と挙げて言った。

「まぁ、それは良いと思うんスけど…
 俺はどうしたら良いっスか?」
黄瀬は少し涙ぐみながら言った。

「あぁ、黄瀬君は…女子っ…」
桃井は黄瀬を指差しながら後ろを向き笑いをこらえていた。

「んー、そこなんですよね。
 黄瀬君が女装すると、周りの黄瀬ファンがうるさいので…」
「!! そうだ、ナイスだ黒子。」
赤司はハッと何か考え出したらしく、
そういった。
当の黒子は分からないらしく首をかしげていた。


.

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設定タグ:虹村修造 , 黒子のバスケ , 帝光中学校   
作品ジャンル:ギャグ
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エルザ - 新しいの書きました! (2014年1月4日 20時) (レス) id: 4b1d2ce4ad (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんは!更新ふぁいとです(*^o^*) (2013年11月27日 2時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - おぉ〜っ!早速拝見しました!やっぱり虹村先輩はいいですね!! (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんはです! そうですか!?よかったです(≧∇≦) (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
エンゼル☆パイ(プロフ) - 征花さん» いえいえ、たくさんコメントをいただきとってもやる気が出てます(笑) (2013年11月25日 23時) (レス) id: 7729d9e5d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エンゼル☆パイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ennzerupai/  
作成日時:2013年9月12日 22時

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