―30― ページ30
「っていうか、先輩方。
あれを二人っきりで乗ろうとしているんスか?」
黄瀬は指差しながら言った。
その方向にあるものは…
「でしょうね、二人で。
愛のコースター(観覧車)に乗ろうとしているのでしょうね。」
黒子は頬をかきながら言った。
観覧車のネーミングセンスが無いのは触れないでほしい。
「にしてもさぁ、観覧車ってさぁ
チューするとこでしょ?」
紫原が言うと緑間は言葉を失ってしまった。
「んー、どこで知ったの?」
桃井は紫原に聞くと「女子からぁ」という
回答が返された。
「女子ですか…。
そういうこと考えるんですね。
青峰君みたいに…。」
黒子は青峰を見ながら言った。
「んでだよっ。まぁ、考えるけど…」
「まぁ、知ってますがね。」
黒子は青峰の言葉に自分の言葉をかぶせて言った。
「とにかく、観覧車付近に行くよ。」
桃井は言うとカラフル7…カラフル6は駆け足で向かった。
・
「わぁ、きれいだねっ」
Aは微笑みながら前に居る虹村に言った。
「んぁ? あぁ、そうだな。」
虹村は外を眺めながら言った。
そう、一向にAのほうを見やしないのであった。
「? 修造?」
Aは虹村のほうを見ながら言った。
「なぁ、A…て良いか?」
虹村は外をまだ眺めながら言った。
何だか、言葉が聞こえなかったので「え? 何?」と聞き返した。
「だから…」
虹村は言いながらこちらに向き直り
キスをした。
「こういうこと。」
虹村はそう言うとまた外を見てしまった。
「んーっとね。」
Aはそう呟きながら、虹村の隣に座った。
虹村はその行動にどう接すれば良いか、分からなくなってしまった。
「あのね、さっきのすごく嬉しかった…よ?」
Aは顔を真っ赤にしながら言った。
頭の中は真っ白になり、どうしたら良いのか二人は分からなくなった。
「…修造、大好き。」
そうAは呟くと虹村は
「俺は、Aを愛してる。」
そういいながら二人は手をそっとつないだ。
.
72人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
貴方は匂いフェチ?普通?匂いフェチじゃない?私が検定しますっ!!
【青峰大輝】黄「青峰っち!彼女を渡すっス!!」赤「彼女は俺にに任せろ」緑「俺が...
もっと見る
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エルザ - 新しいの書きました! (2014年1月4日 20時) (レス) id: 4b1d2ce4ad (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんは!更新ふぁいとです(*^o^*) (2013年11月27日 2時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - おぉ〜っ!早速拝見しました!やっぱり虹村先輩はいいですね!! (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんはです!
そうですか!?よかったです(≧∇≦) (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
エンゼル☆パイ(プロフ) - 征花さん» いえいえ、たくさんコメントをいただきとってもやる気が出てます(笑) (2013年11月25日 23時) (レス) id: 7729d9e5d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エンゼル☆パイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ennzerupai/
作成日時:2013年9月12日 22時