【黒子のバスケ】愛を知らない少女【赤司征十郎】

視線の先に ページ18

最近、私の心臓が可笑しい。


赤司の前に行くと心臓がバクバクいう。


ううん、その正体が何か、私にはわかっている。









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実渕「恋ね。それは。」


貴方「やっぱり、そうですか…。」


念のために実渕さんに、この気持ちを確認した。


答えは予想通りだった。


実渕「でも、いつから？最初はツンツンしてたのに。」


貴方「うーん…、やっぱり、助けてもらったときからですかね？」


あのとき、私は今まで冷たかった心がゆっくりと溶けてゆくのが分かった。


実渕「あのときの征ちゃんはカッコ良かったものね。」


ニコニコと笑う実渕さん。


なんだか、この空間がとても愛おしい。


1人じゃない、この空間が。


貴方「私、赤司には助けられてばかりですね。」


心の中で苦笑する。


実渕「良いんじゃない？征ちゃんはAちゃんを助けたくて助けてるんだから。ねぇ？」


貴方「へ？」


実渕さんが私では無い違う方向を見つめる。


実渕さんの視線の先にいたのは…









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貴方「…赤司」

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