【黒子のバスケ】愛を知らない少女【赤司征十郎】

最後の祈り ページ13

赤司のことを全力で避けるようになった。


今までは無視するだけだっけど、今は関わる前から避けてる。


悪口を言われるのは慣れてる。


変な噂をされるのも別に気にしない。


でも、赤司には迷惑はかけられない。









.









その日も呼び出された。


校舎裏に行くと居たのは男ばかり。





「へぇ、思ったよりも可愛い子じゃん。」


「俺、この前、赤司に彼女を奪われたんだよねぇ。」


「だから、赤司の彼女に罪を償ってもらおうか。」








貴方「やっ…！いやだ…っ！」


徐々に伸びてくる男達の手。


拒否しようにも男の力に叶うわけがなく…。


私は男達に侵食されていった。









怖いよ。


助けてよ。


ねぇ、お願い…、助けて…









.









貴方「赤司っ…！」


最後の祈りだった。


私は無意識に赤司の名前を呼んでいたのだ。









来るはずが無い。


そう、思ってた。


なのに…＿＿＿









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赤司「そこで何をしている…？」


彼は私の前に現れた。

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