【黒バス】ﾊｲｽﾍﾟｯｸすぎた彼女の未来【赤司征十郎】

story７…私が守るから　ｙｏｕｓｉｄｅ ページ8

貴「で。お悩みはなんなのかな？」

淹れてきた来たココアを１つ征君に渡し征君の膝の上に座る
だって温かいし。

赤「疲れたんだ」
貴「？」
赤「主将だ、とか優等生だ、とか完璧扱いされるのが」

私しか知らない征君の本音
征君らしい悩み

それ故に解決方法が私じゃ見つからない
…否見つけられない

赤「皆期待するんだ、俺に」

そう言って私の肩に自分の頭を乗せてくる征君

赤「期待を裏切れない」
貴「……、」

私は持ってたココアをテーブルに置いて征君を正面から抱きしめる

貴「そっか、うん、そうだよね疲れちゃうよね」

うん、そりゃ疲れちゃうよ。

貴「そんなの疲れちゃうよね」

貴「私はね征君のお話を聞いてあげられる事しかしてあげられないの」

征君の背中に回ってる私の腕に無意識に力がこめられる

ごめんね

貴「そんなの悔しいけどそれしかしてあげられないの
　 疲れてる征君に声をかける事ぐらいしか」

ごめんね、無力でごめんね
私すごく悔しいよ

　

だけど、否だからこそ私がしてあげられる事
全部全部してあげる

征君に回りくどい言葉使う気ないよ
真っ直ぐに心に届くようにどんな言葉だってそのまま伝えてあげる

征君が間違えそうだったら間違えない様手をさしのべる
征君が間違えたら私が正す

それ位しか私にはできないよ

貴「征君」
赤「ん」
貴「お疲れ様」
赤「……っ！うん」

『お疲れ様』
私が今言える言葉はこれ、かな

貴「征君は征君のペースで頑張ればいいと思うの」
赤「、そう、だな」
貴「うん」

…、そうだ

貴「ねえ征君、約束しよ」
赤「いいよ」
貴「私、何があっても最後の最後まで征君を守るから
　 だから何かあったらすぐ相談して」
赤「…そんなんで良いのか？」
貴「これが良いの」

そう、私が征君を守るから
絶対に守るから征君は相談して。

赤「分かった、約束する」
貴「ん、指切りね？」
赤「ああ」

　

そう言ってお互いの小指を交える

　

　

　

　

　

　

　
絶対絶対

　

　

　
　
　
　

　
　

　

　

　

私が守るから

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