【黒バス】ﾊｲｽﾍﾟｯｸすぎた彼女の未来【赤司征十郎】

story６…約束しよ ページ7

貴「で。お悩みはなんなのかな？」

ココアを俺に渡し俺の膝の上にちょこんと座るA。

赤「疲れたんだ」
貴「？」
赤「主将だ、とか優等生だ、とか完璧扱いされるのが」

A以外には絶対に言わない俺の本音

赤「皆期待するんだ、俺に」

Aの肩に自分の頭を乗せる

赤「期待を裏切れない」
貴「……、」

Aは横にあるテーブルにココアを置き俺を優しく抱きしめる

貴「そっか、うん、そうだよね疲れちゃうよね」

Aの声が良く聞こえる

貴「そんなの疲れちゃうよね」

貴「私はね征君のお話を聞いてあげられる事しかしてあげられないの」

俺の背中に回ってるAの腕に力が少し加わる

貴「そんなの悔しいけどそれしかしてあげられないの
　 疲れてる征君に声をかける事ぐらいしか」

Aの声は少し震えてた

貴「征君」
赤「ん」
貴「お疲れ様」
赤「……っ！うん」

『お疲れ様』
その１言はストレートに俺の心に響いた

貴「征君は征君のペースで頑張ればいいと思うの」
赤「、そう、だな」
貴「うん」

俺を見て優しく、静かに微笑むA

　
貴「ねえ征君、約束しよ」
赤「いいよ」
貴「私、何があっても最後の最後まで征君を守るから
　 だから何かあったらすぐ相談して」
赤「…そんなんで良いのか？」
貴「これが良いの」
赤「分かった、約束する」
貴「ん、指切りね？」
赤「ああ」

　

この約束をして


　


　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

後悔するのはもう少し後の話。

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