【黒バス】ﾊｲｽﾍﾟｯｸすぎた彼女の未来【赤司征十郎】

story２４…心臓が止まりかける　緑間side ページ25

さっき顧問から渡されたプリントを渡すべく赤司を探す

　
少し先に見える赤い髪…。

緑「む・・・赤司」
赤「嗚呼、緑間か。どうした」

　
声をかけるとゆっくりと振り向いた赤司。
赤司の腕の中にはすやすやと眠るAが居た

　

……。

　
あまり…いい気分ではないな

緑「…寝てるのか？」
赤「ん、ああ」

そう返されたからそうか、とだけ返しておいた。
　
赤「何か用があったんだろ？」
緑「……まぁ、な」

プリントを渡して部活について話すつもりだったが…
Aが寝てるなら今日は引き返そうか。

　


そんな俺をじっと見て口を開く赤司


赤「部活関係か。」
緑「…お前は何時から人の思ってる事が分かるようになった」
赤「何となくだよ」

多分難しい顔をしているだろう俺に笑って返す赤司
無邪気なんだか・・・・・・。

　
赤「…よし、分かった」
緑「…？」
赤「緑間もうちへ来ればいい」

Aを寝かせてから話をすればいいだろう？

そう言う赤司。
　
…しょうがないか。赤司は自分の言った事はそう簡単に曲げないからな…
分かった、とだけ返す

　

赤「じゃあお前Aのバッグ持てよ？」

　
そう笑いながら歩き出す

　
………。仕方がないか。

　

　
前に歩く赤司の顔をちらりと見る

　

　


　
　

緑「っ！」

　


　

　

　

　

　

　

　

心臓が止まりかける

　

　

　

　


　

　

　

　

　

　
そこには


　


　


　

　


　

何時もの面影なんてどこにもなくて

　


　

　


　

　

　

　
ただただ

　


　


　


　

冷たい目をした赤司が居た。

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