病死した私はあのｵﾔｺﾛの双子の妹になってました2

第28Q.実行 ページ9

紫「あれ、マコちんは?」
貴「え?あ、そういえばいない…」

ムッ君に相談されてからの放課後
兄さんに言われた事を実行しようとしたのか、マコちゃんを捜している

貴「真ちゃん、マコちゃん知らない?」
緑「黒原の事か?黒原なら教室で日誌を書いているのだよ
今日アイツは日直だったからな」
貴「だって」
紫「そっか…」

それから練習が始まった
まずはスリーメンで兄さん･真ちゃん･ムッ君の3人で組んだんだけど…

紫(ｶﾞｺﾝｯ「あ」
貴「…;」
緑「紫原!!お前のせいでいつまで経っても終わらないのだよ!!」
征「紫原、どうしたんだ」
紫「わかんない…」

ムッ君がさっきから外してばっかりで中々終わらない

真田「紫原、練習を抜けろ」
紫「え…?」
真田「練習に集中できていない、考え事をするなら部活以外でしろ」
紫「…はい」

そう言われて体育館を出て行くムッ君

桃「ムッ君どうしたんだろう…」
貴「さつきちゃん、ちょっと仕事頼めるかな?ムッ君のとこ行って来る」
桃「わかった」

さつきちゃんに仕事を頼み、ムッ君の所へと向かった

貴「ムッ君」
紫「あ、征ちん」
貴「練習に集中できてないのってマコちゃんの事考えてるから?」
紫(ｷﾞｸｯ

あ、図星?

貴「だったらさ、今から行って来たらどうかな」
紫「え?」
貴「このままモヤモヤしたままで練習に戻っても仕方がないでしょ?」
紫「でも練習…」
貴「大丈夫、私から伝えとくから」
紫「…ありがとう、征ちん」
貴「どう致しまして。絶対マコちゃんと仲直りして帰ってきてね」
紫「うん!」

そう言うと、ムッ君はマコちゃんの元へと向かった
人生は一度しか無いんだから後悔が無い様にね

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