・ ページ13
モニターでは汗腺の様子を見る
赤血球｢これが汗腺かあ！｣
血小板｢えいっえい！えいえい…っえい！｣
｢あつい〜…｣
また、ドリンクコーナーでは
血小板が必死に背伸びをし
麦茶を取ろうとしていた
1146、A｢『…？』｣
それに気が付き血小板の元へと寄る
｢今から発汗するってよー｣
赤血球｢良かった〜これで涼しくなる…｣
｢いやそれが変なんだよ…
汗ってもっと霧状になって
気化熱で表皮を冷やしてくれるんだけどさぁ…
いつまで経っても液体のまま…｣
麦茶を取り、入れてあげようとすると
血小板達は嬉しそうなキラキラした瞳で
こちらを見つめる
｢おい何だよ…勘弁してよあっちぃなぁ…｣
汗腺の映像は全く霧状になる気配がなかった
＿＿＿
・
・
・
＿＿＿
｢駄目です！発汗は成功しましたが
体内冷却には至りません！｣
こちらの方では電話が鳴り続け
不穏な空気が流れていた
｢汗が霧状にならない！？
体外世界の湿度が高過ぎるのか…｣
すると体温レベルがMAXになる
｢い…いかん…体温が…
どんどん上昇してしまうーッ！！｣
＿＿＿
｢ハァ…ハァ…｣
｢耐え難い暑さだ…｣
｢どーいう事だよ…！？｣
｢発汗して涼しくなる為って云うから
俺達このクソ暑い中歩き続けたんだぞ！｣
｢そうだ！そうだ！｣
｢責任者出て来〜い！｣
赤血球｢…？！…！？｣
辺りはさっきよりも暑くなった為
苛立ちの声が止まらない
その頃白血球とAは血小板に麦茶を入れていた
｢とにかく…表皮から放熱しないと…｣
1146｢！こ…これは…｣
『この異常な出来事の数々…』
｢皆少しでも歩いて放熱を…｣
｢全力で体温調節するんだ！｣
｢血球に出来る事っつたらそれくらいか…｣
赤血球達は一斉に歩き出す
皆はもう汗だくだ
赤血球｢う…うわああ！！
Aちゃん！白血球さん！これは！？｣
尚それに巻き込まれる白血球達
Aは他の赤血球達に武器が当たらぬ様
抱え込む様にして武器を持ち運ぶ
1146｢血流増加…
これだけ見れば只の体温調節機能の一環だが…｣
『異常な血流増加…
汗による体表冷却もいかない…』
1146、A
｢『そして上がり続ける体温！』｣
すると灯りがチカチカと点滅して来る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
寒色ポンチ(プロフ) - リリアさん» はぁい！ありがとうございます(*´艸｀*) (2018年10月11日 9時) (
レス) id: 9390c81b2f (このIDを非表示/違反報告)
リリア - すごく面白いです！これからも頑張ってくださいね！ (2018年10月11日 0時) (レス) id: 52279d3d22 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 寒色ポンチさん» 成る程！いえいえ、私の理解力不足ですよ！すみません…一期終わっちゃいましたね…第２期来〜い！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: 62008578a5 (このIDを非表示/違反報告)
寒色ポンチ(プロフ) - 満月さん» ありがとうございました。最後の男女は一応夢主ちゃんのお義父さんとお義母さんの設定でした！文才無いせいでわかりにくかったですよね…すみません(;＞_＜;) (2018年10月4日 6時) (レス) id: 9390c81b2f (このIDを非表示/違反報告)
満月 - とっても面白かったです！あの、最後の男女って、誰ですか…？ (2018年10月3日 22時) (レス) id: 62008578a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：寒色ポンチ | 作成日時：2018年9月15日 16時
