ドス君との日常 2

71話 ページ25

「A様、、、」


そう呟いても答えてくれる貴方はいない。


フォルダーに入れていたはずの写真はいつのまにか消されていた。


バレてたのか、、相変わらず、掴めない人。


＿＿＿＿＿＿『君に選択肢をあげよう。』


＿＿＿＿＿＿『ここで死ぬか、ポートマフィアに入るか、、どっちがいい？』



あの日、私をあの地獄から救ってくれたのは、貴方でした。


組織から利用される毎日、モノクロの世界に色をつけてくれたのも貴方だったんです、、。


＿＿＿＿＿＿「好きです、部下にしてください！」


＿＿＿＿＿＿『え、？』


別に生きたかったわけじゃない。

ただ、貴方のそばに居たい、、そう思ったんです。





だから、少しぐらい、私にも、苦しみを分けてくれても良かったじゃないですか、、？


そんなに、頼りなかったですかね、、？







＿＿＿＿＿＿『さすがだね、楓』


＿＿＿＿＿＿『帰るよ、楓』


＿＿＿＿＿＿『しょうがないなぁ、、楓は、』


＿＿＿＿＿＿『…少し遊んでから帰ろっか、』


私の我儘にだって付き合ってくれて、


私の方が、年上のはずなのになぁ、、











本当に、、、



「ｯ＿＿＿＿＿＿、、ｯ、、」



「＿＿＿＿ｯ、、だぃっ、、好き、、でしたｯ、、、」





＿＿＿＿＿＿『楓』




「ｯ＿＿＿なんでｯ＿＿＿＿＿＿、、」









出会わなければなんて、、、





「＿＿＿＿＿＿ｯ＿＿＿＿＿＿」






吐き出しそうになった思いをグッと飲み込んだ。






A様が幸せであれば、、





それでいいかな、、、















「ｯ＿＿＿＿＿＿」














儚く散った初恋。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


楓ちゃぁぁぁぁぁぁあんんんんん！！！！(クソデカボイス)


書きながら泣いてました。作者が。 ←


by akaring

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