ドス君との日常 2

65話 ページ19

楓からギルドの情報を聞いたものの、幹部全員が異能力者だった。



雑魚兵だったせいで、異能力の詳細までは分からなかったから、自分で調べるしかないかな。


『楓』

「はい！(ふぁ！！！天使ｯ！！！)」


『パソコンといつもの用意しといて』


「はい！すぐに！！」

楓がポートマフィアに行って準備をする間に、甘いものでも買おうと、駄菓子屋に行ったのだが、、


「やぁ、久しいねA」


どうして名探偵がいるんだろうか。

探偵社はきっと何処かに一時避難すると思ってたのに、、


「ねーねー、無視ー？」


『はぁ、』

『江戸川乱歩さん、なんの御用でしょうか？』

「御用も何も、そろそろ君が動き出す頃かなー、って思って」


面倒だ、、非常に面倒だ、、

『今、あなたと私は敵どうしです』

「えー、そんな固いこと言わないでさー、あっ、これ買ってよー」

そういうと、探偵はラムネをこちらに渡してきた。

本当にこの人は26なのか？？

私は年下だからね？？


「(相変わらず、表情も動かないし、考えが読みにくいな、、この子は、)」


何やら考え込んでいる探偵に取り敢えずラムネを買って渡すと、満足そうに探偵社の方へと歩いて行った。

私も歩き出そうとすると、探偵さんはこちらを振り返って言った。

「A、」

翡翠色の瞳と目が合った。

『何ですか？』

「いや、何でもない、」

『そうですか、、』


そう言い残し、早足でポートマフィアを目指した。




＿＿＿＿＿＿「困ったことがあればなんでも言え。」

＿＿＿＿＿＿「困ったことがあれば僕を頼りなよ」



あの日のことを思い出さないように。





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


皆んな大好き乱歩さんとの絡み！！

次回、乱歩さんとの出会い！！！

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