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北都「そうか、ちなみに今やりたいことというのは…」
「それは、私の仲間達を助けることです。」
北都「仲間というのは、本丸の刀剣達ということか。」
「はい。みんなを助けるために、審神者として、仲間のもとに戻ってきたんです。」
三「それはそれは、さぞ喜んだであろう。そちらの我々も。」
「いえ。みんな、私のことは覚えてないんです。それどころか、審神者という存在に警戒心を持ってて、なかなか難しそうです(笑)」
北都「そうなのか。それは、大変だな。審神者業だって、慣れていないだろうに。」
三「心細くないか?我々にそうやって警戒されて。」
「そこまではないです。そういう扱いにも慣れてますし、みんなが審神者を怖がっているのも当たり前ですからね。」
三「慣れ…、そうか。お、そうだ主。彼女をうちの本丸に招待するのはどうだい?」
北都「おぉ!いいじゃないか。Aさえ良ければ、遊びに来ないか?」
「え、でも、なんで。まず、迷惑じゃないですか?」
北都「そんなことない。ずっと警戒され続けるのも疲れるであろう?それに、審神者になったばかりでわからないことも多いだろうし。」
三「どうだい?A殿。」
…雅以外に相談できる人いないしなぁ、
いてくださったら心強いけど、
「ほんとにいいんですか?」
北都「あぁ、いいとも!男ばかりだが、毎日楽しいぞ。」
三「今すぐというわけではない。どこか時間が合うときに、また主に連絡したらいい。」
北都「それじゃあ、連絡先を渡しておこう。」
北都さんは懐から紙を出し、すらすらと書いていく。
北都「何かあったら、ここに連絡をくれ。待っているぞ。」
こうして、連絡先の書いた紙を受け取った。
北都「またな!A!」
手を振る北都さんに小さくふりかえす。
なんだか、心強い人ができたなぁ。
これからも頑張れそう。
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片瀬(プロフ) - 更新楽しみにしてます☺️ (2023年4月16日 22時) (レス) @page3 id: fce4ac1cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2023年4月16日 9時