3,万屋にて ページ5
万屋にたどり着き、食材を買っていく。
お金はある程度、政府から頂いているから、全員分買っても足りそう。
刀剣の時も、ほとんど私が作っていた。
みっちゃん(燭台切)はいるんだけど、太刀だからか、出陣されることが結構多くて、
私は比較的出陣は少なかったし、調理も出来る方だったから、みんなが出陣から帰ってくる時間を見計らって作っていた。
私が作っていると知ったら、いらないと言い出す人も居るかもしれないから、みんなにはバレないように作ってたんだけどね。
みんな、好き嫌いしないからなぁ、何にしようか。
「あ、美味しそうなお魚。煮付けにしようかな。」
ドンッ
「あ、すみません!」
この大きな青い背中…
三日月「おっと、こちらこそすまない。大丈夫か?」
やっぱり、三日月だ…。
「大丈夫です!すみません、周りが見えてなくて、三日月さんですよね。」
三「おぉ、俺の名を知っているのか。その服装、審神者だな。」
「はい!まだなったばかりなんですが(笑)」
三「ほぉ、それにしては、沢山買うのだな。」
「あ、そうですね。新しい本丸じゃなくて、ある本丸を引き継ぎまして。」
三「…なるほど。あぁ主、こっちだ。」
三日月さんが手招くと、一人の男性が走ってきた。
?「ちょっと、勝手に行かないでくれ三日月。ん?その子は?」
この三日月さんの主さんか。
「はじめまして、Aと申します。最近、薩摩国の審神者になった者です。」
お辞儀をして顔を上げると、主さんは目を見開いていた。
?「A…?もしかして、太刀のAか!?」
え、どういうこと、なんで私の事を。
三「主、彼女が驚いているではないか。急にどうした。」
?「あ、そうだな、すまない。」
?「俺の名は北都という。」
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片瀬(プロフ) - 更新楽しみにしてます☺️ (2023年4月16日 22時) (レス) @page3 id: fce4ac1cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2023年4月16日 9時