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20,ふたりでの朝食 ページ23

朝ごはんも配り終わり、大広間に戻ってみれば、ほとんどみんな食べ終わって、部屋に戻っていた。

「味噌汁だけでも温め直すよ。ご飯は、良かった、まだ温かそう。」

軽く温め直して、お椀についだ。


「はい、どうぞ。あとこれも。」

お団子も机の上に置く。

山「どうしたんだこれ。」

「今日のおやつ用に買ったんだけど、私今日おやつ食べれなそうだからさ、1個余るのも困るし、あげるよ。」

山「今食べればいいじゃないか。」

「ちょっと食欲ないからさ(笑)食べちゃって。」

山「…わかった、いただく。」

まんばちゃんが食べ始めたのをみて、私も立ち上がる。

「よし、私も食べよ。」

大広間から出ようとすると、またまんばちゃんから呼び止められた。

山「おい、ここで食べないのか。」

「え、いいの?嫌じゃないの?」

山「こんな広いところに1人も変だろ。」

「そうだけど、ほんとにいいの?」

山「…ああ、いいから早く来い。」

「…うん!ちょっと待っててね。」


ぱぱっと、おにぎりを作って、大広間へと向かった。

「お待たせ、食べよっか。」

「「いただきます。」」

私達はそれぞれ食べ始めた。
まんばちゃんが数口食べたあと、私の方を見て言った。

山「そんな、おにぎり2個で足りるのか?」

「うん。朝はあんまり食べないんだよね。お腹空いてないからさ。」

元々朝ごはんは食べないタイプだったから、人の体になったとはいえ、そこまで食べれない。

今朝のこともあるけどね。

「美味しい?」

「……ふつうだ。」

そう言ってるけど、照れ隠しなのかもしれないと思えるようになったのも、まんばちゃんが少しづつ心を許してくれているのを感じるから。

でも、まだ、主って呼ばれてないなぁ…。

もう少しかな。

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片瀬(プロフ) - 更新楽しみにしてます☺️ (2023年4月16日 22時) (レス) @page3 id: fce4ac1cc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2023年4月16日 9時

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