検索窓
今日:29 hit、昨日:7 hit、合計:72,315 hit

ページ12

「嗚呼、成程成程、

で、」

女は直ぐに泣き止み、話をする

「何だよ」

「織田作は元気か?」

「」

こ、此れは絶対に言ってはいけない奴だ

「えっと...」

織田作が四年前に

死んだことを

「彼奴、危なっかしいから毎日心配なんだよ。」

「」

もう一回泣かれたらこっちが困る

一日も二回もこの女を泣かせたくない

「あ、嗚呼」

「...」

「元気だぜ

相変わらず危なっかしくてよ...」

「そっか...」

女はホッとしたのか息を吹いた

「元気で何よりだ...」

嗚呼...

言ってしまった...

「嗚呼ピンピンだ」

高まる嘘の壁、

俺は一度目を瞑ってしまった

先ずはばれない様に...

「今度来るよう言ってくれよ」

「」


あああああああ


『おっと中原選手!!

爆大に上った嘘の壁を前にしゃがみこんでしまったぁー!!』




「ど、どうだろうな...彼奴、わかんねえよ...」

「そ、そうなんだな...」

俺は一度椅子に座り顔を片手で隠してしまった


俺の脳内でヤバイの文字が物凄い勢いで出てくる

「ところで、」

「ン」

「お前は織田作のダチなのか?」

「...いや、ダチッつうか...

俺の元相棒のダチだな、

俺は顔見知りっていうか、知り合いっていうか...」

「そっか」


女は微笑みながら俺を見つめる

「お前、さっき、自分から名乗ったよな」

「嗚呼、其れがどうしたんだよ」

「フッ」

女は今度は無邪気に笑って口を開いた

「俺の名前は、AAだ」

女、否、Aは俺に名乗った




「カレーのお替りいるか?」

俺はこの時、このAを惚れ直した

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 織田作之助   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あざみの歌(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!すごい同じ顔文字打ってますねwwコメント、ありがとうございます! (2017年11月20日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ヒロイン、可愛いですね^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - ユユリン×低炎上するかも…さん» ですよね!ありがとうございます! (2017年11月9日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
ユユリン×低炎上するかも…(プロフ) - 面白い。…最新頑張って下さい!(*´ー`*)やはり,中也はイケメンやな (2017年11月9日 22時) (レス) id: 09ad9bf273 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - 姫蛍さん» あーそうですかーはい!其れだけでも嬉しいです! (2017年10月27日 23時) (レス) id: 60a61c15a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あざみの歌 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年8月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。