72話 ページ22
琉彩「っ…」
『私は琉雅さんの犯してしまった過ち…許してあげてもいいと思ってる』
暁翔「っ!?な、何を言っているんだいあかり!」
李琥「そうだぜ!?元はと言えば全てこいつが…」
環「…」
琳「理由聞いてもいい?」
『…悪い事はした。けどそれを悔いてこうやって正直に話してくれたことが嬉しかったよ。私ももしあなたと同じ状況になってしまったら同じ事をしていたかもしれないから強くは責められない…。私はまだ十八年間しか生きてないけど分かったことがあるの、辛い事も多かったけどそれ以上に幸せだってね。パパ(琉彩)達の娘になって、アイドルって職業を知って…そして』
斎・鬼「「?」」
二人の手を握り満面の笑みでみんなに伝えた
『私の全てを愛してくれるこの世で何よりも大切で、かけがえのない愛する二人と出逢わせてくれた事が何よりも嬉しい!私は彼らがいてくれたからどんな言葉にだって耐えられたの。今私すっごい幸せよヘヘッ/////』
鬼「っ〜/////」
斎「あかり…/////」
洸華「あははっ、娘にこんな事言われたら私も怒れるに怒れないじゃない…フフッ」
琉楓「え…洸華?」
洸華「琉楓、私達も前に進まなきゃね…過去に囚われたままじゃいけないわ。時間はかかったけどやっと愛する娘に会えた…私も今すっごい幸せよフフッ」
琉楓「…そうか。分かったよ、洸華とあかりがそこまで言うのなら俺も暁翔も折れるしかないな…ははっ」
楪「あなた達…でも今回のことはきちんと公表するわ。それが私達のケジメよ」
琉雅「そうだな、後日記者会見を開かねば…きっと全て話したあと儂は全て失うかもしれん。それでも楪、お前は「何を今更怖気付いていらっしゃるの?約束したでしょう?私はどんな事があろうともあなたの傍にいるってフフッ」っ…そう…だな、すまんっ…」
これでようやく全てが解決…いや、まだ一つ大事なことが残ってたね
『パパ(琉彩)、ママ、李琥にぃ、環にぃ…琳音』
琉彩「決まったのかい…?」
李「なんの事だよ親父」
環「教えてよ父さん」
琳音「な、なんだよ急に改まって…」
深琴「…そう。決まってしまったのねっ…」
少し前にパパに話したこと、全部聞いた上で私の答えは決まった。
『ママ達には感謝してもしきれないくらいお世話になったしたくさんの愛情をもらって育てられてきた…でも…でも私…本当のママとパパとお兄ちゃんと一緒に…いたい…ごめん…なさい…ヒック…ヒック…』
琳「っ…」
44人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ライライ | 作成日時:2020年12月5日 9時