幼馴染に愛されすぎた歌姫 2 (ページ22)

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66話ページ22

しばらく考え込んだ英智は笑顔でとんでもないことを言い出した

天｢よし、なら各々の活動拠点に専用の空港を設けよう｣

『…はい！？』

天｢この案は元々考えてはいたんだけどね今のあかりの話を聞いて決心がついたよ。あかりと琳音ならアイドル文化を世界に発信するに相応しい二人だﾆｺｯ｣

"あかり達には日本と世界を繋ぐ架け橋になって欲しいんだ。それに空港を作ればいつでも行き来出来るしあかりの悩みを解決出来たんじゃないかな？ﾌﾌｯ"

さすが天祥院財閥…規模がデカすぎる。でも英智のこの提案のおかげで解決出来たかも

『ありがと英智！じゃあ二人と話してくる！』

天｢うん行っておいでﾆｺｯ｣

二人宛にメールを送りそこへ向かった

待つこと数分、揃って来た二人は何故呼ばれたか分からない顔をしていた

『ごめんね急に呼び出して、二人に大事な話があって来てもらったんだ』

斎｢大事な話…？っ！遂に僕と一緒に来てくれる気持ちが固まったんだね！？あぁ嬉しいよ/////｣ｷﾞｭｯ

『え、ちょっと待って｢あぁ？どうゆうことだよ斎宮｣二人とも話を｢ふふん！あかりは卒業後、僕と一緒にフランスに行くのだよ｣…』

鬼｢何勝手なこと言ってやがる！俺の知らないところで勝手に話を進めんじゃねぇよ！｣ｸﾞｲｯ

宗の胸ぐらを掴み人一人殺りそうな目で睨みつけた

いつまでも話を聞かない二人に私の怒りが爆発した

『もぅ！！私の話を聞いてって言ってんじゃん！！なんで私の事無視するの？…ううっ…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…うわぁぁぁん！！バカバカバカ！大っ嫌い！！』

斎･鬼｢｢っ！｣｣

『もう二人なんて知らない！！』

二人を置いて私はひたすら走った

ﾄﾞﾝｯ

下を向いていたせいで誰かとぶつかってしまった

『きゃっ…ごめんなさい』

謝ろうと思い顔を上げるとそこにいたのは物腰の柔らかそうな男性だった

？｢いえいえそちらこそ大丈夫ですか？ﾆｺｯ｣

『はい私は大丈夫です…』

？｢おや…目が少し赤い、先程まで泣いていたのですね…。あぁそうだ、これも何かの縁ですし相談に乗りますよ？｣

『え、いやそんな…見ず知らずのあなたにこれ以上ご迷惑は…』

？｢あ…すみませんズケズケと、俺の実家が教会をしているものでしてつい出過ぎた真似を…｣

『あ、謝らないでください！…話聞いてくれるんですか…？』

誰かに聞いて欲しかった私は名前の知らない彼に名前を伏せて全て話した

？｢ふむ…なるほど｣

『ついカッとなって思ってもないことを言っちゃって二人を傷つけちゃいました…私って最低ですね…』