60話 ページ16
あれから琳音と仲直りした私は琳音と佐々木への報復としてtwilightの単独ライブを開くことにしたのだ。目的は主に二つ、一つは私の実力を佐々木に思い知らせ自分の愚かさに気づかせる事。もう一つは公衆の面前で佐々木の愚行をファンに話し懲らしめて貰うため。この日のためにtwilightのファンクラブ会長、弥衣には一切話さなかったのだから。今回チケットを渡したのは私達のファンクラブは当たり前だけどそれに加え紅月、Valkyrieの新規ファンと古株の子達数名…あともちろん佐々木もね？…え？何でファンクラブと佐々木以外にチケットを渡したかって？そんなの簡単だよ、新規ファンの奴らは私をよく思っていない連中が多いから、古株の子達は私を好いていてくれるし紅郎や宗との仲を応援してくれているいい子達なの。…呼んだのはいいけど喧嘩しなければいいんだけど…
琳｢ねぇ本当にいいの？｣
『いいの、文句なんて聞かないからね。』
琳｢ﾊｧ…分かったよ｣
琳音が何故こんな渋った返事をしているのか…それは
『バッサリ切っちゃっていいからね〜肩につくかつかないかくらいでお願〜い』
今まで伸ばしていた髪を思い切って切るため！伸ばしていた理由はただ切るのがめんどくさかったからだと思うんだよね〜。まぁ切るに至ったのは二人の驚いた顔が見たいからかな？紅郎は口に出さないけど短い方が好きそうだし、宗は…自分で言うのも恥ずかしいけど私だからって理由でどんな髪でも好きそうな気がする。
『よし！ありがと琳音スッキリした〜』
琳｢いいえ、初めてあかりのショート見たけどすっごい可愛いﾆｺｯ｣
『ﾍﾍｯ二人きっとびっくりするだろうな〜私達のライブさ各教室のテレビで見れるんだよね？あ〜楽しみﾌﾌｯ』
｢twilightさん時間です準備お願いします！｣
琳｢『はい！』｣
"キャアァァァァァァア！！"
『みんな〜来てくれてありがと！ようこそ！』
琳｢『twilightのライブへ！！』｣
琳｢俺達のライブに足を踏み入れたのが最後…｣
『あなた達はもう現実へは帰れない…』
琳｢さぁ響かせよう！｣
『轟かせよう！』
琳｢『俺/私達のアンサンブルを！！』｣
佐々木side
｢キャアァァァァァァア！あかりちゃん髪切ったのね！すっごい可愛い！/////｣
｢私短い方が好きかも/////｣
｢あんなのぶりっ子なだけじゃない琳音くんがいなかったらあいつのライブなんて見ないよね｣
｢そうよ紅郎くんと斎宮くんの幼馴染だからってくっつきすぎなのよ｣
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作者名：ライライ | 作成日時：2019年12月26日 0時
