【ヒプノシスマイク】1.社畜の私にはあんたらに構ってる暇はない

13曲目 ページ14

Aside



幻太郎｢それよりいつも言っていますがいつになったらその幻太郎｢さん｣呼び辞めてくれるんですか？｣

『いつも言ってますが幻太郎さんは同い年には見えないからです』

幻太郎｢…つまり、小生は老けている。と？｣

『いやそうゆうことではなく！！！
大人っぽいってことですよ…』


幻太郎さんは昔の営業先でたまたま会って、何故か会う度にからかってくる物好きの人だ。

同い年なのに同い年とは思えないこの色気…。分けろやぁ…


幻太郎｢まぁ、24歳というのは嘘なんですけどね｣


『え！？それも嘘なんですか！？』

幻太郎｢本当は28歳ですよ。


………まぁ、嘘だけどね｣


へぇ…年齢も嘘だったんだ…と思っていると、まさかのそれが嘘。


『嘘かい！！
なんなんだその嘘……もー信じません。』

幻太郎｢ふふ、Aはいい反応をしてくれるのでつい｣

なぁにがつい。だこの色気魔！！

ちょっと本気で帰ろう。そうしそう。
時計みたらもう10時30分で正直早く駅行かなきゃ終電の心配がある…。


あと。他の人ばっかだから一郎達が今にもこっちに飛びかかってきそう。

カバンを持って一郎達のところに向かおうと足を進もうとした。



進もうとしたけど進めなかったんだ。


帝統｢Aさん、ちっす！久しぶりっすね！
またご飯下さい！｣


『おうおうおう君らは欲求不満なの？』

なんで皆抱き着いてくるの？


ほらもう二郎が泣きそうな顔してる。

帝統｢昨日の賭けですっからかんになったんすよー｣

『帝統のせいじゃん』

帝統｢泊まるとこないんだよー今日泊まってっていい？｣

『いや今日ホテルに泊まるんでしょ？』

帝統｢Aさんと居た方が楽しいっす！男ばっかでむさ苦しい！｣


わふわふとまるで犬かのように周りをぐるぐるついてくる帝統に可愛いなぁと思いつつそのまま抱きついてきてるのでデカいなぁ…とも思う。


乱数｢あれ？2人とも知り合いなの？｣

帝統｢おう！俺がすっからかんで倒れてたらご飯くれたんだよ！｣

幻太郎｢へぇ、何貰ったんですか？｣

帝統｢ドックフード！！｣

｢｢……え？｣｣

倒れてる人にドッグフードなんて…どれだけ飴と鞭が上手なの…

と幻太郎さんに白い目で見られる。



『いや、ほんと言い訳を聞いて…』

あの時私12連勤でもう目がぼやけて……犬が倒れてるように見えたんだよね…

と続けると2人に笑われる。




帝統｢笑うなよー、ご飯はご飯なんだから！｣

『いや、あれは自分でも悪かったと思ってるんだよ…』

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