【ヒプノシスマイク】1.社畜の私にはあんたらに構ってる暇はない

12曲目 ページ13

お気に入り、評価、コメントありがとうございます！
ヒット数もめっちゃ伸びててびっくりしてます……
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Aside


独歩｢そうやって後先考えずに突っ走るから今回みたいに…｣

『そろそろ許してもらえませんか…』

一二三｢Aちゃーん！また俺っちのお店遊びに来てよ！！｣

『行ってもジュースしか飲まないからね…』

寂雷｢山田さん…、怪我はないですか？心配なのであれば私の知り合いの病院が近くに…｣

『いえ、怪我は全然してないです……』


なんだなんだ、シンジュク・ディビジョン仲良しか？
3人同時に喋られ私はそろそろ帰りたいと思っている。


すると後ろから誰かが勢いよく抱き着いてきて、思わず、うっ…！と変な声が出る。



乱数｢Aー！？すっごい久しぶりじゃん！会いたかった〜！｣

『えっ！乱数！？うそ、久しぶり〜！』


振り返ると全然顔も合わせてなかった乱数がいて、嬉しくなる。


乱数｢見ないうちにまた可愛くなったね！｣

『乱数の方が可愛いよ』

乱数｢えへへ〜｣

『乱数…ちょっと強いかも…』

乱数｢あれ、ほんとだ。ごめんねぇ｣


身長は私とあんまり変わらないのに抱き締める力が馬鹿強くて潰れそうになる。


寂雷｢…飴村くん。今山田さんは私と話していたのですが｣

乱数｢え〜しらなーい。寂雷の一方通行に見えたけど？｣

寂雷｢それを言うなら君のそれも一方通行でしょう｣

乱数｢…口が減らねぇじじいだなぁ……僕とAは仲良しだからそんなことないよ〜？ね？｣


『どっちの話も聞いてるんでどっちが離してもらっていいですか…？』

そういや乱数と先生仲悪かったな…

気づけば両腕を引っ張られていて、このまま私が裂けてもいいくらいに痛い。


乱数｢え〜……Aは僕の事好きじゃないの…？｣

『いや、好きかと聞かれれば好きだけど…』

乱数｢じゃ、僕の方が仲良しだね！｣

『んー…？』


ねっ！とキラキラとした目でこっちを見る。
チラッと先生を見ると何故か先生も離す気がなさそう。

どうしたものか……



幻太郎｢乱数。そろそろ辞めなさい｣

乱数｢えー！ちょっとやめてよ幻太郎ー！｣

右腕が解放的になったと思えば幻太郎さんが乱数を剥がしていた。



幻太郎｢仮にも、仮にも女性にベタベタと引っ付くのはいけませんよ｣

『待った。なんで2回言ったの！』

幻太郎｢仮にも、ですからねぇ｣

『また言った！！』


くすくすと人を馬鹿にしたように笑ってくる。

この人には一生勝てそうにないわ…

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