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三日目 ページ4

警報が鳴り始めて
早10分




そろそろこの施設から出ないと
見つかる可能性が高くなる



『通気口使うか』



丁度左角の天井に通気口を見つけた




蓋は銃で撃って外す事が出来た




三角蹴りをして上る




私一人なら余裕で入れる
くらいスペースがあった



『外に出るためには…左か』



薄暗かったが見えない程ではない



『(帰るのは朝方になりそうだ)』



其からと云うもの




敵はありとあらゆる部屋
廊下や非常用階段迄調べていたが




当然私は見つからない




何故ならその光景を
上から見ているのだから




その後は何事もなく
外に出られた




勿論裏から出てきたため
見つかってない筈だ



『案外警備が甘いのね』



そう云って森を抜けた先にある
車まで走り出した




その後聞かされる
悲劇を知るよしもなく




只一直線に走った

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作者名:すみっこ | 作成日時:2017年4月13日 23時

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