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十九日目 ページ20

資料室へ入り、目的の物を探す



『え〜と…これかな?』



漁って資料が散乱してしまったが
見つかったから良しとする



ところが私は違和感を覚えた



『……資料が少ない?』



可笑しい…








“ミミック戦の資料が無い”



『幾らこの間終わったからって
 紙で残ってない訳が無い!』



ポートマフィアでは情報は必ず紙で残す
事になっている

理由はサーバー攻撃による
情報の漏洩を防ぐ為だ




でも資料が無いって事は
それほど重要な情報があるって事だ



『__そう云う事か』



今まで自分の中で幾つか腑に落ちない
事かあった





其の1
 何故首領はこんなにも簡単に情報提供
 の許可をしたのだろう

其の2
 兄さんの情報が一つも回って来ない

其の3
 正体不明の違和感





『__ッ!真逆!』



私は一つの結論にたどり着いてしまった




恐らく、本来ならば気づけなかった
であろう結論に



『何で今なんだよ…』



取り敢えず誰にも悟らさせずに
この件は終わらせなければならない




出来る事ならば、知りたく無かったが
気づいてしまった事はどうしようも無い



『(色々と此処は私にとって危険過ぎる)』



__一刻も早く乱歩さんに伝えないと






乱歩さんに連絡をして部屋を出た

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作者名:すみっこ | 作成日時:2017年4月13日 23時

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