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十四日目(回想入ります) ページ15

今思えば乱歩さんに初めて会ったのは
ついこの間なのに、迚懐かしく思うのは
何故だろうか




それはまだ私があの時のまま
止まってしまったからだろう




織田作…




織田作は私にも兄にも無くてはならない
人物だったと今になって痛いほど思う




決してマフィア内では上位だった訳ではない




かと云って諜報員でもなかった




でも、兄にとっては友人の一人で
私にとっては良き仕事仲間だった






太「織田作、行くな!」



珍しく慌てた兄を見たのは久々だった



織「………」



私には割って入れない空気




伸ばしても届かない兄の手




歩き出した織田作を追うように
着いて行った




本当はこの時に止めるべきだったのかも
しれない




でも組織に居る以上は従わなくてはならない




雨が降る中、傘もささず
目的の場所へと進む




その途中だった
乱歩さんと出会ったのは

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作者名:すみっこ | 作成日時:2017年4月13日 23時

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