第5話 痣 ページ9
貴「いやあああああああ!!」
叫び声と共に目を覚ました私。
貴「ハァ・・・ハァ・・・っ・・・!!」
その瞬間、首に痛みが走った。
貴(何が起きたの・・・?あれは・・・夢・・・?)
首の痛みを感じながら、身体を起こした。
夜、おそ松達と学校に居た事も、放送アナウンスを聞いた事も、
そして・・・【赤い人】に殺された事も・・・
鮮明に覚えているのは確かである。
貴(夢ならば・・・何で・・・首が痛いの・・・?)
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貴「やっぱり・・・夢なのかな・・・」
そう言いながら家を出て学校に向かっている時だった。
校門の前で、元気が無い表情で待っているトト子ちゃんを見つけた。
貴「おはよう!トト子ちゃん!」
トト子「A・・・おはよう・・・」
貴「どうしたの?元気が無いけど・・・」
トト子「ねぇ?今日って何日・・・?」
貴「・・・え?今日って10月20日だよ?」
トト子「でも、今日の日にちが19日だった・・・」
貴「・・・え?」
私は携帯を取り出すと、20日なのに19日になっていた。
トト子「それに、起きた時にお腹が痛くて服を脱いだら・・・」
トト子ちゃんはそう言うとカッターシャツをめくったら・・・
貴「!?」
トト子ちゃんのお腹に痣があった。
トト子「Aも私みたいな同じ痣が・・・あるよ・・・?」
トト子ちゃんは私の首を指さした。
貴「・・・え?嘘・・・でしょ・・・?・・・っ!!」
トト子ちゃんに言われて、自分の首を触ると痛みが走った。
トト子「後で鏡を貸してあげる・・・取り敢えず、今は中に入ろう」
貴「そうだね・・・」
私とトト子ちゃんは何も言わずに学校の中に入って行った。
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玄関口にトド松と十四松が居たが、中に入ろうとしない。
十四松「Aちゃんとトト子ちゃん・・・」
トド松「Aちゃん達もこんな風な痣がある?」
トド松は私とトト子ちゃんに自分の腕を見せた。
私とトト子ちゃんは何も言わずに、ただ頷く事しか出来なかった。
トド松だけじゃない。十四松もどうやら、私達と同じ痣がある様だ。
貴「とにかく・・・中に入ろう・・・?」
トド松「嫌だ・・・!中に入りたくない・・・!!
だって・・・僕達はあそこで殺されたんだよ!?」
トド松はそう言いながら指を差した。
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アヤト - からだ探しはよんたことないんですけどこの小説面白いです! 更新まってます! (2019年3月25日 17時) (レス) id: a65dfca6e6 (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽`*)(プロフ) - 莉奏さん» コメントありがとうございます!「カラダ探し」が元になって話を進んでいます!この作品の為に面白いと言ってくださりありがとうございます!まだまだ話が続きますがこれからも頑張って行こうと思いますのでよろしくお願いします! (2018年3月15日 18時) (レス) id: c8cc78dd36 (このIDを非表示/違反報告)
莉奏 - あーー!面白いです!カラダ探しが元ですか?原作を読んでみたかったんですけど、その前に大好きなおそ松さんver.で読めるなんて…幸せです!早く全部読まなくちゃ…! (2018年3月14日 22時) (レス) id: b00c6a29df (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽`*)(プロフ) - 不思議の国のふりりさん» コメントありがとうございます!その話が元に進んでいます!この作品を面白いと言ってくださりありがとうございます!まだまだ話が続きますがこれからもよろしくお願いします! (2018年2月4日 17時) (レス) id: c8cc78dd36 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のふりり(プロフ) - カラダ探しが元になってるんですか?面白いですね! (2018年2月3日 20時) (レス) id: 36cd382f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アニ魂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yultuki-na
作成日時:2017年11月6日 19時