【おそ松さん】赤色の人形【ホラー松】第一章

第１話　【赤い人形】の怪談話 ページ4

キーンコーンカーンコーン・・・



放課後のチャイムが鳴り、



生徒達はゾロゾロと教室を出て行く中、私達は教室にまだ残っていた。



トト子「Aも言われたの？【私の人形を探して】って」



貴「え？トト子ちゃんも！？」



おそ松「意味が分からねぇよ！何だよ！人形って！何の人形なのか詳しく言えよ！」



チョロ松「おそ松兄さんの気持ちは分かるけども、落ち着こう」



どうやら、おそ松達も【私の人形を探して】と言われたらしい。



カラ松「なぁ？皆は知らないのか？【赤い人形】の怪談を」



一松「何・・・その怪談・・・」



カラ松「そもそもこの怪談に出て来る『人形』って言うのは、

　 元は八つ裂きされた人間の身体の事を示している。

　 だけど、何故【赤い人形】と呼ばれているのかまだ分からない。

　 【赤い人形】は放課後の校舎に現れて、

　 その時に一人になった生徒の目の前に現れる。

　 その【赤い人形】を見た者は校門を出るまで決して振り返ってはいけない」



十四松「振り返ったらどうなるの？」



カラ松「振り返った者は身体を真っ二つにされる。その後、学校の中に隠される話だ」



カラ松の発言を聞いた私達は、



貴「カラ松が言った話が本当ならば・・・」



トド松「僕達がその赤い人形を探さないといけないっていう事だよね・・・？」



おそ松「馬鹿馬鹿しい。そんなのただの噂話だろ」



確かにおそ松の言う通り、普通の人ならば、そう思ったかもしれない・・・



貴(じゃあ・・・あの発言は何の意味があるんだろう)



私はそう考えながら、おそ松達を見ていたのである。

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