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偶然論者 ページ13

国木田side

A「萩尾さん…?」

俺を見るなり、其の言葉を発したA。

国「?如何した。
萩尾が如何した?」

聞き返しても、反応が無い。

A「っ、うぁ…」

みるみる目を見開き、俺から遠ざかるA。

何が可笑しいのだ?
俺は太宰から勧められた(強制的に着せられた)衣装を着ただけだ。

俺から限界迄、遠ざかったと思えば、Aは行成走り出した。

国「A!?
何処へ行く!
待て!」

彼女は走り出した。

俺から逃げる様に。

矢張り、其の傷には触れられないのか。


国「見付けた!」

息を切らし乍も、川辺で佇む女中服姿のAを見付ける。

国「散々探したんだぞ!
迷惑かけおって…

……依頼の時間迄は未だ余裕がある。
何故逃げたのか。
何故、俺を萩尾と呼んだのか。
何故、萩尾を知っているのか。
話せる所まででいい。
話を聞いてやる」

彼女は、此方を見る事無く、口を開いた。

A「私は、昔、暗い部屋に居た。
何も、何も、無い、暗い部屋。
其処に、萩尾さんが、来た。
外へ、出してくれた。
外を、教えてくれた。
名前をくれた、
お人好し」

珍しく、昔を懐かしむ様子だった。

A「…何故、貴方が萩尾さんを知っているのです?」

今度は俺が答える番だ。

国「太宰が入社する前、
俺には相棒が居た。
三年前に殉職したがな。
其奴の名前が〔萩尾〕だった。
Aが指しているのは男だろうが、俺の相棒は女だった」

A「私の知る萩尾さんと関係無いじゃないですか」

国「此処まではな。
相棒だった〔萩尾〕には双子の兄が居た。
相当昔に生き別れた男だ。
前に会った事がある。
其奴が、









お前が〔萩尾〕と呼んだ男だ」

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 国木田 , 太宰   
作品ジャンル:アニメ
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夜叉の子(プロフ) - 小説君さん» 有難うございます!『爆発』で国木田さんに夢主を平手打ちさせて、今、若干焦ってて…どうしよ (2018年1月4日 16時) (レス) id: 017f1a22fa (このIDを非表示/違反報告)
小説君(プロフ) - 国木田さん大好きでいつも見てます。お互い頑張りましょうね(*´∇`*) (2018年1月2日 22時) (レス) id: e8924cef62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜叉の子 | 作成日時:2017年11月17日 20時

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