§テニスの王子様§〜残された日々の短さと過ぎる時の流れを・・・〜今・・・1つになる時・・・

1人になる恐ろしさ・・・貴方side ページ7

次の日

貴「♪〜〜♪」

何か今日は機嫌がよかった・・・なんでかな？

でもコンナ日々が続くはずもない・・・幸せが訪れれば不幸が訪れる・・・

その恐ろしさを私は知っているから・・・だから怖い・・・

いつかみんなが消えてしまう・・・そう考えたら・・・また・・・

貴「(泣」

ギュッ

侑「泣くなや・・・俺がそばにいるやろ？」

貴「うん・・・」

そばにいる・・・今だけでしょ？もうちょっとで私の前から消えるでしょ？

そんなの辛いだけジャン・・・だったら最初から近づいて欲しくなかった・・・

特に人と仲良くするつむりもなく生きてきたのに・・・

氷帝に来てからそばにいたいって思うようになった・・・

離れるのが怖いって思うようになった・・・それは全部・・・

侑「俺はAが幸せやったらそれでええねん・・・」

みんなの【優しさ】のせいなんだ・・・

それにきずいているのにその優しさを嬉しく思ってしまう私がいる・・・

・・・私は孤独の中で生きていくつむりだった・・・

でも・・・小さい頃から親がいて・・・支えてくれる兄と精市さんがいて

一緒にいてくれる大切な人達がいて・・・そして・・・

私に幸せをくれる景吾さんもいて―――――――…………

私はいろんな人に支えてもらってきたから・・・

1人になることがどんだけ恐ろしい事か知らない・・・

侑「行くで？」

貴「うん♪」

せめて消えるまでは・・・笑って生きていくことにするよ・・・

・・・・・・

学校

女「ねぇAちゃあん♪ちょっといいかなぁ？」

女「私達ぃAちゃあんにちょっと用事があってぇ・・・」

女「授業まで15分あるしぃ・・・駄目かなぁ？」

貴「いいですけど・・・」

どうせ気に入らないから〜・・・みたいな感じで・・・いじめでしょ？

・・・・・・

校舎裏

女「私達さぁ・・・跡部様ファンクラブなんだけどぉ・・・」

女「私達3人はぁ会員ナンバー123なのよねぇ？」

女「だから跡部様のことは誰よりも知ってるのぉ・・・」

貴「はぁ・・・」

女「自己紹介するわね・・・私は会員ナンバー3・・・城駕埼美麗よ」

女「私は会員ナンバー2・・・桜宮絢野よ・・・」

女「そして私が小日向玲菜・・・跡部様ファンクラブ会長よ」

何故自己紹介をしたんだろ・・・？

貴「何が言いたいんですか？」

だいたい分かってたけど・・・

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