【進撃の巨人】 憲兵の狙撃手 ２

８０話 ページ14

『・・・森に入っていくけど、いいの？』




リヴァイ「・・・あぁ。」




みんなの様子を見てみるが・・・




ペトラ「・・・。」




オルオ「・・・。」




エルド「・・・。」




グンタ「・・・。」




エレン「・・・。」




みんな、何が起こるのかわかっていない。




『(・・・まさか、ペトラちゃんたちにも伝えられていないことが・・・？)』




エレンがリヴァさんに質問しても、そっけなく返された。




そして




ｽﾞｩﾝ・・・ｽﾞｩﾝ・・・




全−リヴァイ「・・・？」




何かが近づいてくる。




足音からして巨人だろう。




ｶﾞｻｯ




１人の兵士が出てきた。




そして




ダァンッ！！




１体の巨人が姿を現した。




しかも、普通の巨人ではなくて




『め、女型？！初めて見た！』




ペトラ「わ、私もです・・・！」




リヴァイ「ベラベラしゃべるな！まっすぐ走れ！」




大きさは１４〜１５メートルほどだろう。




足が速い。




『どうする？少しなら足止めできるけど。』




リヴァイ「・・・いや、いい。」




エレン「でもっ、このままじゃ、増援もやられます！」




リヴァイ「・・・。」




『・・・。』




すると




エルヴィン「うてぇぇぇぇぇぇぇぇ！！」




この声と共に




ダダダダダダダダダダダダダダダダダッ！




一斉にワイヤーが放たれた。




『・・・なーるほど・・・。』




足止めをしなかったのはこのため。




今気づいた。




リヴァイ「お前らは離れたところで待機だ。Aはこっちに来い。」




『はいはーい。』




こうして、私たちとエレンたちは別れた。




・・・これが、最後の姿になるとは知らずに。

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