A級0位暗殺部隊Ⅱ【ワートリ】【暗殺教室】 (ページ3)

今日:22 hit、昨日:2 hit、合計:46,517 hit

9-3 ページ3

・

　「きゃあぁぁぁぁ！！！！」

　「出水くーん！！！」

　「こっち向いてぇ！」

　「カッコいい！！」

　「は？イケメン滅べ」

　「うわぁ、何あれペアドレス？？綺麗ー！！」

　「え？あの子可愛くない？」

　「スタイルめっちゃいいじゃん！あんな先輩居たっけ？」

　「ほらあれだよ、兵頭さん蹴り飛ばしたっていう転校生」

　「皇じゃないんだな。意外」

　「美人滅べよ」

　どうも。クラス対抗文化祭のミスコンに半強制的に出された竹島です。

　なんかさ。うん。いや、ね？

　悪目立ちしてね？え？

　jeそんな目立つことした？なんか歓声が前のクラスに比べて多いけど気の所為だよね？

　『気の所為と言え出水』

　「気の所為じゃね？」

　『殴るぞ』

　「理不尽」

　顔色一つ変えずに手を引かれながら、ライトに照らされステージを歩く。

　中央にたてば、jeは目を瞑って深呼吸して、もう一度目を開く。

　と、同時に唇も自然にあがり、ライトがjeの優しい笑顔と、美しいドレスを照らす

　『gagner．殺るからには勝つよ』

　小さく呟いたjeにつられて、出水も小さく笑った

　「(その笑顔を護りたい。なんて……)」

　そんなくさい台詞が、出水の脳に横切った

　その後は早く、二人でクラスの出し物…甘味処の紹介をして、写真撮影をして、【愛してる】【大好きです】とそれぞれ呟けば、結果発表までクラスのシフトを淡々とこなすだけ。

　『せてと、稼ぎますか』

　着物着た仲居姿のjeは、きっと今までで一番いい笑顔だっただろう。かっこかくしん。

　「お疲れ出水〜、お前の相方ヤベェな。あんなキラッキラな笑顔見たの初めてだったわ」

　「うらやましいなぁ、このやろー！あんな美女の隣歩くとか、幸せもんだなぁ！おい！」

　「イケメン滅べよ。人種差別だ。」

　「Aちゃん凄いよね〜、和服姿もドレス姿も似合ってる！」

　「あの“大好きです”は惚れるわよね。コレでミスコン優勝は決まったようなものだわ。」

　「出水もイケメンだったよー！女子めっちゃキャーキャーしてた」

　米屋達男子組と裏で話ていると、皇達のシフト終わった女子も会話に混ざってきた。

　「しかもみてよ！あれ」

　皇が言った視線の先に目を向けると、午前の倍は人数が増えて、行列となっていた。