A級0位暗殺部隊Ⅱ【ワートリ】【暗殺教室】 (ページ2)

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　そして迎えた文化祭当日。

　文化祭で甘味処。という意外性からか、はたまた女子生徒の着物着た仲居姿が見たいのか、2年B組は大行列だった。

　クラスの方が順調に進むなか、地獄のステージまで残り30分をきっていた。

　『無理だって。真木ちゃんと加賀美さん出るんでしょ？あの二人のあととか無理ぃ』

　「まぁまぁ、くじ引いたの自分だろ。二人共楽しみにしてたぞ、お前のドレス姿」

　『うぁ。やっぱり左手で引けばよかったぁ』

　「とてもお似合いですよ！マスター」

　そんな中、出水の相方はドレスを着て縮こまっていた

　濃い紫のスレンダー(?)のドレスに、シンプルな真珠っぽいネックレス。

　体のラインがみえるドレスは、美貌に恵まれた竹島が着れば、確かにこの世のすべてのオトコを魅了する。

　髪は下から編み込むようにあげて、薄くメイクもした元が大人っぽい竹島が、すでに成人してるようにしか見えない。

　そんな竹島だが、表情は相変わらず無表情である。

　「(てか、露出……。うなじとか肩とか……しかも胸デッカ。色々アウトだろ。)」

　一人赤面する髪をオールバックにした出水のことは気にも止めずに、竹島は言う

　『こーゆーの、任務で見られる分にはいんだけどさ。やっぱり同級生とか後輩に見られるのは恥ずかしい』

　「………」

　経験談。

　この一年半、任務で何度もドレスを着飾ったし、色んな殿方にエスコートもされてきた。なんなら体を押し付けてキスをして、何度も任務を遂行してきた

　心を無にして。

　ついこの前、米屋が竹島に「任務って具体的に何してたの？」なんて軽い気持ちで聞いたとき、顔色一つ変えず、竹島は淡々と生身で人に銃口を向けたという話をした。

　『それに、出水の隣歩けとかなに？喧嘩売ってる？？私に恥をさらせと？？お前イケメンなんだよバカヤロー。私の気持ち考えやがれ』

　「いや俺悪くねぇし」

　『あ、すげぇどうでもいい話なんだけどさ、早紀ちゃんと結束ちゃんが、今度私のデータ分析させて欲しいって里見と一対一殺るんだけど、ilの射撃速度ってどんくらい？』

　「いや知らねぇよ。ホントにどうでもいいな。」

　『はぁ、同じ中距離戦闘員じゃん役立たず』

　「はぁ？シューターとガンナーは別モンなんだよ！一緒にすんな」

　『いや知らんがな』

　「お前今、全シューターとガンナーを敵にまわしたぞ」

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