壱話 ページ4
とある日の昼下がり
花街の朝は遅い
吉原と違い、色を売ることがない街とはいえ
ここが栄えるのが夜ということに変わりはない
芸者「あら、柳世早いわね」
柳世「おはよう。早いといってももう昼だがね」
自分の弟分たちへの和菓子を買うために
街を歩いていると、昨日同じ座敷だった芸者に話しかけられる
お互い、昨日の疲れが顔に出ているのか
意味もなく苦笑を浮かべる
芸者「そういえば、聞いたかい浪士組の噂」
柳世「浪士組?」
芸者「なんでも、幕府のお偉いさんが
江戸で募集をかけて、集めた浪士集団だとか」
柳世「浪士集団…
それは、誰でも参加できるのかい?」
芸者:「そうみたいね。江戸で集まったのも
武士の身分の人間は少ないみたいだし
なんだい、興味があるのかい?」
柳世「まさか、俺はここでの生活に満足してるからね
年季明けまでは、ここにいさせてもらうさ」
そういって私は彼女に手を振りながら
その場を後にした
早く買わないと、あいつらがうるさい
柳世(それにしても、浪士組…か)
もしかしたら、あの人も参加してるのかな
でも、あの人だったらそんなのに参加しなくても
武士として活動できるか
柳世「どちらにせよ…また、会えるといいな」
一人で笑みを浮かべながら
私は花街にある和菓子屋に足を踏み入れた
――――――――――
とりあえず、薄桜鬼メンバーが登場するまで
時間をサクサク進ませます
初めての設定で、書くことが思いつかず
遅い更新となってしまい申し訳ありません…
芸者さんの言葉遣いは難しいので
普段は普通の喋り方ということでお願いします…
京都の喋り方でもないですが、標準語しかわからない
人間なので、ご勘弁を!
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年8月30日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
時鬼池 蒐(プロフ) - 遥さん» コメントありがとうございます!まだまだこれからの作品ですが、遥さんや他の読者の方々に楽しんでいただける作品を作っていきますので、よろしくおねがいします! (2017年12月23日 20時) (レス) id: fb92c46e2c (このIDを非表示/違反報告)
遥 - めっちゃ面白いです。斎藤さんと、幼馴染という設定面白いです。斎藤さんの、本名は、山口一だそうです。私斎藤さんが好きなのでみた瞬間とっても嬉しかったです。これから頑張ってください。 (2017年12月23日 20時) (レス) id: 02cbc6a2ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時鬼池 蒐 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kanonnnohomupe
作成日時:2017年12月21日 17時