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ジ「おや、さっそく来てくれたんですね。」
ユ「支配人とお話がしたいです。」
ジ「かしこまりました。
支配人は今、別件を対応しておりますので、席に座ってお待ちください。
あぁ、そうだ。ここはワンドリンク制なので、何か1杯、必ず頼んでくださいね。」
『いつにも増して騒がしいな…なれない人がやるとこうなるんだ…』
ジャ「ちっ…俺はウニじゃねぇのに…」
『フロイドは変なあだ名つけるからね…慣れだよ、慣れ。』
ジ「イソギンチャクさん、こちらオーダーお願いします。」
デ「悪いが、ドリンクを運ぶのが先だ。」
エ「注文くらいアンタが取れっての!」
ジ「イソギンチャクの分際で、口答えとはいい度胸ですね。」
エ「いだだだ!!!」
デ「イソギンチャクを引っ張るのはやめろ!!」
……気分が悪い。なんの趣味があって新人いびりを見させられなきゃいけないんだ。
『…気分悪い。』
ジ「…っ…」
エ「A!!お願いだから手伝ってくれよ…
ユウもジャックもさ!!グリムも泡だらけになって皿洗いさせられてるんだよ!!」
『………』
ジャ「なんで俺達が…」
ユ「どうしたらいいかな…手伝った方がいいかな…」
『…分かったよ。
目の前で気分悪いもの見せられて、じっとしてるのも居心地悪いし。
その代わり、私たちが入ってもサボらずやるんだよ?』
デ「はぁ…!女神だ…女神がいる!!」
『はいはい、こんど購買のいちごミルク奢ってね。』
デ「もちろんです!!」
いきなり手伝うことになって戸惑うユウちゃん達を横目に、少しキッチンを覗くと地獄絵図だった。
何も分からない新人にここまでやらせて……本当に頭がどうにかしちゃったのかな。
ジ「A…その……」
『何?なんか用?』
ジ「て、手伝ってくれるんですね。」
『まだ仕事覚えたてで、右も左も分からない新人にここまで労働させてる人がよく言うね。
ほんと、アズール達がこんな人だと思わなかった。』
ジ「っ……ぼ、僕は反対したんです。」
『そんなの嘘に決まってる。
貴方、嘘つくとき左手で髪の毛いじるもんね。』
ジ「……もう、戻って来ないんですか。」
『戻る気は今は全くない。
こんな傲慢で、人の気持ちも何も考えないやりたい放題な人達が支配してる寮なんか、こっちからお断りだよ。』
ジ「……」
エ「Aー!!
やべぇんだよ、ほんとに混みすぎてるからヘルプ!!」
『今行くからもう少し頑張れ!』
これくらいの客足なら、楽勝だよね。
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雲(プロフ) - チナツさん» チナツさんリクエストありがとうございます!頑張ります!! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
チナツ(プロフ) - ジェイドと喧嘩してしまうのを見たいです!!お願いします!!!! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 874de908fc (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - まやさん» リクエストありがとうございます!頑張ります! (2020年5月26日 20時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ジェイド様とのデートシーンなどを書いてほしいです (2020年5月26日 18時) (レス) id: f108aab29c (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - ラムさん» ラムさんありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです! (2020年5月26日 14時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雲 | 作成日時:2020年5月24日 15時