part42【モモ視点】 ページ43
お兄ちゃんと二人で歩いていたら、いきなり前方からガタンっと音がした。
シンタロー「ひっ！！！」
飛び上がり腰を抜かすお兄ちゃん。まだビビり癖は治っていないようだ。
「お兄ちゃん、大丈夫？」
シンタロー「ああ、ちょっとビビっただけ・・・」
ちょっとっていうかだいぶ驚いていたように思うんだけどと、言わない。そこまで言ってしまうとさすがにおにいちゃんがかわいそうだ。
シンタロー「ってかお前、俺が様子見てくるからここにいろよ。」
「行けるの？おにいちゃん・・・」
シンタロー「あたりまえだろ・・・」
立ち上がったお兄ちゃんは、音がしたほうに走っていった。
必死に私を守ろうとしてくれる、偉大な背中。ビビりだし、うざいとこもあるけど・・・大切で、大好きなお兄ちゃん・・・
でも・・・いくらなんでも様子を見に行ったきり帰ってこないのは不自然じゃないだろうか。探しに行こうと、お兄ちゃんの走っていったほうに進もうとしたとき・・・
シンタロー「うっわっっっ！！！」
恐怖に慄いた声がした。
もしかして・・・
悪い考えばかりが浮かぶ。
誰かに狙われてるとか・・・？
助けなきゃ！！！
その思いは、強い決心となり私の足を動かした、考えるよりも先に。
しかし、私の足りないおつむでは複雑な廊下が続くだけのような建物で、や酔わずに進むことは不可能だった。
せめて、もう一度声が聞こえたら・・・その声の源をただればたどり着けるだろうに・・・
私は力なく足元を見た。そこにはなぜか黒い箱があった。この場に不釣り合いな、真新しいもの。私はその箱を手に取った。そのとき
？？「しょうがないんだよぉぉぉぉぉ！！！」
お兄ちゃん以外の誰かの声がした。それも割と近くから。私は箱を持ち、声のほうに進んだ。
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鈴錬 - 私もシンタロー大好きです^_^だからシンタローとアンをくっつけないでください！ (2018年2月2日 21時) (
レス) id: d592630e70 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 続き凄い気になります！更新お願いします！ (2017年7月22日 22時) (レス) id: dff1be80f7 (このIDを非表示/違反報告)
忘れな草餅(プロフ) - 続けてください！！！ (2017年6月4日 20時) (レス) id: 9cfa8a3d25 (このIDを非表示/違反報告)
カノ - 僕を撃っておいて終わるなんて言わないよねぇ？ (2017年4月19日 20時) (レス) id: ee3c35c66c (このIDを非表示/違反報告)
鏡音羅美(プロフ) - 続きが気になります！！ (2017年4月6日 17時) (レス) id: b7a61aa2ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤子猫 | 作成日時：2014年10月31日 18時
