part 10回想【セト視点】 ページ12
「あっいや・・・その・・・おなかがすいてるんだったら、俺の アジトにこないっすか?」
まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい
おなかがすいてるんだったら・・・って、そんな不審な理由で着いてくる子なんていないでしょっ・・・
??「行きますっ!わたし!!!」
思ってたよりも簡単に少女は言った。先ほどまでの沈んだ表情とは違いキラキラした目で俺を見つめていた。まずいまずいなんて思ってた自分がおかしくて笑ってしまった。
「んじゃあ、いこうっす!」
??「はい!!!」
そして彼女は勢いよくブランコから立ち上がった。そのままトコトコと歩いてくる姿は可愛くて、愛らしかった。
??「あ!あの・・・名前だけ聞いてもいいですか?」
「俺のっすか?」
??「はい。」
「セトっす!瀬戸 幸助っす!!!」
??「セト・・・さん・・・」
「そうっす!きみは?」
A「私、Aって言います。」
セト「よし!初めましてっす!A。よろしくっす!!!」
そう言うと俺はにこりと笑って見せた。するとA微笑み返してくれた。その笑顔は天使のように暖かかった。
・
・
・
「ここっす!ここがアジトっす!!!」
俺とAは107と書いてある扉の前にいた。どうやらAは緊張しているらしく、真剣なまなざしでドアを見つめている。
「さぁ、行こうっす!」
ガチャ
「ただいまっす。」
キド「ああ、セト帰ったのか!おかえり・・・ってその後ろの奴は・・・」
「新団員っす!!!」
A「あ、私 城田 Aって言います!!!」
キド「お・・・おう。まぁ奥に入れ。」
「公園で一人でいるところを見つけたんすけど、どうやらおなかがすいてるみたいなんす!何か作ってやってくれないっすか?」
キド「そ、そうか。わかった。じゃあ自己紹介をしてもらうのは後のほうがいいな。みんなも買い物に行ってることだし・・・」
そのままキドはキッチンに消えていった。
しばらくしてキドがチャーハンを片手にやってきた。すると次の瞬間にはAがすごい勢いでチャーハンにがっついていた。
「やっぱり相当おなかすいてたんすね・・・」
キド「そうみたいだな・・・それにしてもいい食べっぷりだ。」
そう言うキドの顔はほころんでいた。
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鈴錬 - 私もシンタロー大好きです^_^だからシンタローとアンをくっつけないでください! (2018年2月2日 21時) (レス) id: d592630e70 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 続き凄い気になります!更新お願いします! (2017年7月22日 22時) (レス) id: dff1be80f7 (このIDを非表示/違反報告)
忘れな草餅(プロフ) - 続けてください!!! (2017年6月4日 20時) (レス) id: 9cfa8a3d25 (このIDを非表示/違反報告)
カノ - 僕を撃っておいて終わるなんて言わないよねぇ? (2017年4月19日 20時) (レス) id: ee3c35c66c (このIDを非表示/違反報告)
鏡音羅美(プロフ) - 続きが気になります!! (2017年4月6日 17時) (レス) id: b7a61aa2ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤子猫 | 作成日時:2014年10月31日 18時