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村人は皆、家族のようなもの ページ5

三年前

レイ「ほぅ……君がイフリートなのか……。確かに我々の前では姿を変えると言ったが、まさかなぁ……」
 そう言いながら彼女、イフリートをマジマジと見ているのはイフの父、レイ。彼は元々、名家であるスカーレット家の次期当主であったが、研究者への道を選び家を出る。その後、炎魔法の研究において様々な研究結果を出し、炎魔法を使う者ならば知らない人はいないぐらいだと言う。
ユリ「本当に可愛い子ねぇ…。この子があのイフリートだと思うと不思議でならないわぁ……」
 彼女を見ながら笑うこの女性はイフの母、ユリ。名前とは対照的にどこか怒ったら怖い母親像を思い浮かべる。
リコ「うわぁ……!!宜しくお願いしますっ!!」
 彼女に半ば緊張しながら挨拶をしたのはイフの妹、リコ。厳密に言うと彼女は山で捨てられていたわけで血は繋がっていない。しかし、イフも彼等もそんなことは気にしない。
イフリート「あまり見るではない。私だって恥ずかしくなるだろうが……」イフ「へぇ〜…。イフリートも恥ずかしくなることもあるんすねーww」
イフリート「なっ!?////違う!!決してそういうのでは……っ!!」
イフ「分かってるっすよーww」
 彼と彼の家族は少し笑いを堪えていたが、耐えかねたかのように大笑いした。
イフリート「うぅ〜……」
 彼女はやるせない悔しさに唸る。
 その後、彼女は村の案内をイフに頼んだ。彼の家族とは一旦別れ、村をグルグル回る。途中、宴の準備をしているおばさんから「これから宜しくね、私達の神様!」と言われ、村の子供達は「宜しくね、おねーさんっ!」と言われた。
イフリート「ここの者たちは初対面の者相手に驚かないのか……。どこか抜けている……」
イフ「それは違うっすよ」
 彼は彼女の前に行くと手を大きく空にかざして
イフ「ここのみんなはみんな家族っす!だから新しく家族になる人を大歓迎するんすよ!!」
 と言った。
イフリート「私が……家族……」
イフ「そうっす!だからイフリートもあんまり緊張しなくてもいいっすよ!」
イフリート「き、緊張などしておらぬぞ!!」
イフ「あれ?でも膝が笑ってるっすよ?」
イフリート「なっ……////」
 彼女の足は緊張のせいか確かに震えて笑っている。
イフリート「み……見るなぁぁぁぁっ!!」
 彼女の右アッパーが確実に彼の顎を捉え、彼は声にならない悲鳴を上げながらおよそ5mは飛んだ

宴の始まり→←ようこそ、ユラン村へ!



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遡久野(プロフ) - うむ。ものすごく面白かった。一応続き楽しみにしてるからなぁっ?! (2015年12月26日 1時) (レス) id: dfc3f4d26e (このIDを非表示/違反報告)
アカ(プロフ) - 虎紅さん» ありがとうございます。たまにはホームページにでも遊びに来て下さいね……? (2015年12月20日 19時) (レス) id: 88c7bc21b1 (このIDを非表示/違反報告)
虎紅 - イッフゥゥゥン!!最近光ノ来れてなくてごめん!!久々にみたけど面白かったよ!! (2015年12月19日 12時) (レス) id: 13f5557f4b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白ったです^^続き楽しみにしてまーす。 (2015年2月3日 18時) (レス) id: 5b124350dd (このIDを非表示/違反報告)
星野 鈴 - 最高です!!☆ヽ(最´∀`高)ノ★更新頑張ってください!! (2014年12月12日 19時) (レス) id: fee17f8af9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤褐色 x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2014年11月7日 17時

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