検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,771 hit

伝説誕生の影2 ページ34

フー「はあ……」

その日フーはやたらとため息ばかりついていた。

フー「(みんな私に『部屋変わって』ってうるさい。イフもイフで朝からさっさと部屋出ちゃってろくに話せないし……)」

彼女もまた、イフに巻き込まれたような形で生徒たちから付き纏われていたらしい。薄ぐらい校舎裏は滅多に生徒が訪れない場所の一つだ。

フー「あれ……?珍しいな、こんなに人がいるなん……て……!?」

突如校舎裏に現れた生徒が数名。その全員が風や水、光の弾でフーへ攻撃した。

フー「火壁!」

フーはとっさに体一つをギリギリ覆うほどの炎の盾を作り、防ぐ。

攻防に応用のきく炎魔法ならではだ。

フー「いきなり何をするのですか!?」

フーは奇襲に驚きつつも、しかし戦士育成校の生徒というだけあって、怖じけづくことなく、彼らを睨みつける。

不良A「テメェに用はなかったぜぇ、この前まではなァ!」

不良B「でもねぇ、僕たちイフのせいで面子潰されちゃってさ〜。でも僕たち勝てるわけないし、それなら彼の同室な君を襲ったほうが彼も堪えるだろうなぁって」

不良C「へへっ。さっさとコイツをひんむこうぜ?まだまだ成長途中だけど悪くはねぇ」

男たちの下卑た笑いが薄ぐらい校舎へ響く。彼らは上級生。それも、イフを倒すために100人ほどの生徒を集めた者たちだ。

フー「最低ですね……」

フーはそう言う裏腹で、焦りを感じていた。相手は上級生クラスが数人。対してフーは下級生。

伝説誕生の影3→←伝説誕生の影1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.3/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:光ノ学園 , イフ , 赤褐色 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

遡久野(プロフ) - うむ。ものすごく面白かった。一応続き楽しみにしてるからなぁっ?! (2015年12月26日 1時) (レス) id: dfc3f4d26e (このIDを非表示/違反報告)
アカ(プロフ) - 虎紅さん» ありがとうございます。たまにはホームページにでも遊びに来て下さいね……? (2015年12月20日 19時) (レス) id: 88c7bc21b1 (このIDを非表示/違反報告)
虎紅 - イッフゥゥゥン!!最近光ノ来れてなくてごめん!!久々にみたけど面白かったよ!! (2015年12月19日 12時) (レス) id: 13f5557f4b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白ったです^^続き楽しみにしてまーす。 (2015年2月3日 18時) (レス) id: 5b124350dd (このIDを非表示/違反報告)
星野 鈴 - 最高です!!☆ヽ(最´∀`高)ノ★更新頑張ってください!! (2014年12月12日 19時) (レス) id: fee17f8af9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤褐色 x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2014年11月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。