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アマテラス討伐2 ページ32

時間はさかのぼり、エルフ領まで戻る。

イフ「さてと、」

自身の大切にしていた剣をジュリアという少女に盗まれた。イフは彼女を追い、捕まえて悲しい事情を聞く。その後彼女を無理矢理仲間に入れていた窃盗団の団長と死闘の末に勝ったのだった。

イフ「お前はどうするんだ、ジン?」

瓦礫の側でうずくまっているのは、窃盗団の団長が使役していた精霊のジン。イフと契約していたイフリート同様、[四大元素]の精霊だ。

ジン「あの主は……私の契約するに値しない。それがわかった。だから、新しい契約者を見つけるまで、どうしようか迷ってる」

イフ「そっか。んじゃ、俺と仮契約ってのはどうだ?」

ジン「……仮契約?」

イフ「おう。俺はサラマンダーだから風魔法には疎いし契約には適さないだろうけど、新しい契約者探しには付き合ってやるよ。だからそれまでの契約しとこうぜ?野良の精霊なんて危ないだろ」

ジンはしばし考えた後、

ジン「そうする」

と言って仮契約したのだ。

そして時間はアマテラスの攻撃が来る数瞬前へと戻る。

イフ「二人とも頼むぜ?避けるだけじゃなく、しっかり次の一撃で仕留めたいからな」

イフリート「分かった」

ジン「了解」

イフは獄炎剣と暴風剣を、さながら二刀流のように持つ。炎と風が揺らめき、二つの現象が起きた。

まず、イフが下がると元いた場所に高熱が集中し、空間を歪ませる。イフ以外の人々からはイフは元いた場所と変わらないところに立っているように見えた。

獄炎剣の技の一つ、『陽炎』だ。続いて自身から離れた場所にアマテラスの放った隕石が次々と衝突した。

舞う土煙、放たれる爆風。イフは暴風剣から発せられる淡い緑の風を受けて、消えた。否、それは風魔法の人体強化、暴風剣『翡翠の風』が成したことだ。風の加護を受けて猛スピードでアマテラスの背後へ回り込む。

土煙が視界を遮ったのと、イフがまともに攻撃を食らったと錯覚した彼ら、アマテラスも含めてイフが背後へ回ったことに気付いていない。

「まだ……だぜ?」

精霊は妖精と比べて遥かに強い。だからこそイフは暴風剣の、正確にはジンの魔力を炎陳剣に注ぎ込み、静謐かつ強力な斬撃を放った。

ーーーー風炎『彼岸斬』

首を切り落とされたアマテラスはそのまま体を魔力の粒子に変えて消えてしまった。

伝説誕生の影1→←アマテラス討伐1



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遡久野(プロフ) - うむ。ものすごく面白かった。一応続き楽しみにしてるからなぁっ?! (2015年12月26日 1時) (レス) id: dfc3f4d26e (このIDを非表示/違反報告)
アカ(プロフ) - 虎紅さん» ありがとうございます。たまにはホームページにでも遊びに来て下さいね……? (2015年12月20日 19時) (レス) id: 88c7bc21b1 (このIDを非表示/違反報告)
虎紅 - イッフゥゥゥン!!最近光ノ来れてなくてごめん!!久々にみたけど面白かったよ!! (2015年12月19日 12時) (レス) id: 13f5557f4b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白ったです^^続き楽しみにしてまーす。 (2015年2月3日 18時) (レス) id: 5b124350dd (このIDを非表示/違反報告)
星野 鈴 - 最高です!!☆ヽ(最´∀`高)ノ★更新頑張ってください!! (2014年12月12日 19時) (レス) id: fee17f8af9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤褐色 x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2014年11月7日 17時

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