旅の終わり ページ23
リザード「やっぱ……お前は俺の弟子だな…」
リザードは苦笑しながら俺を見る。前見ろ、前！
イフ「んで、どういうことなんだ？」
リザードは普段は見せないような曖昧な表情をする。微笑んでいるようでどこか悲しい影を見せる
リザード「生憎だがまだお前にゃ話せられねーよ。……さて、もうすぐだな…」
…？もうすぐ？俺は少し困惑した。あの表情と言い、話題反らしといい……少し様子がおかしい気がする
リザード「よし、着いた着いた」
ここは…？どうやら学園のようだ。確か聞いたことがある…。悪魔に対抗する戦士を輩出する学園、だったけか…
イフ「……そうか。俺、ここに入学するんだな…」
少しもの悲しい…。リザードは俺と？旅するのが嫌になったんだろうか？ふと、そう思ってしまう。それを察したのかリザードはいきなり俺に抱き付いてきた
イフ「おい！？ちょ……止めろって…！！」
リザード「イフ。俺はな、お前に教えることは全て教えたつもりだ。だが、今のままじゃ俺を越えるどころか大勢の悪魔と殺り合うことすら出来ない…。ここで、[自分]を見つけろ。それが、俺の最後の宿題だ…」
イフ「リザード……いや、師匠……！！！」
リザードは、アホだ。変なところで厳しいし、変なところ甘い。何を考えているか分からないのに何を考えているか分かってしまう時がある。あげくのはてにはこの様だ。でも、でも……こんな、死を待つだけだった俺を救ってくれた…。変えてくれた。
だから今度は自分自身なんだ。自分で自分の力を示す。そしてリザードに勝ってやる…！！
リザードはやっと俺を離してくれた。既に入学の準備は整っているらしい。俺は自分の少ない荷物と、腰に鞘におさまれた炎陣剣を持ち、リザードと互いに目を合わせ…
互いの道を、歩き出す
これからだ。幾重もの難関が待っているかもしれない。何回も何回も、挫けそうになるかもしれない。だけど、だけどそれでも俺は前を向いて進む。リザードが、師匠が教えてくれた。
[どんな時でも道はある。例え圧倒的に不利な状況でもそれを変える道はある。それを見つけ、その状況に抗え]…と
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遡久野(プロフ) - うむ。ものすごく面白かった。一応続き楽しみにしてるからなぁっ？！ (2015年12月26日 1時) (
レス) id: dfc3f4d26e (このIDを非表示/違反報告)
アカ(プロフ) - 虎紅さん» ありがとうございます。たまにはホームページにでも遊びに来て下さいね……？ (2015年12月20日 19時) (レス) id: 88c7bc21b1 (このIDを非表示/違反報告)
虎紅 - イッフゥゥゥン!!最近光ノ来れてなくてごめん!!久々にみたけど面白かったよ!! (2015年12月19日 12時) (レス) id: 13f5557f4b (このIDを非表示/違反報告)
皐 - 面白ったです^^続き楽しみにしてまーす。 (2015年2月3日 18時) (レス) id: 5b124350dd (このIDを非表示/違反報告)
星野 鈴 - 最高です！！☆ヽ(最´∀｀高)ﾉ★更新頑張ってください！！ (2014年12月12日 19時) (レス) id: fee17f8af9 (このIDを非表示/違反報告)
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