エルフ領にて1 ページ18
ここはエルフ領の首都、アルバーロだ。街は西洋風で、奥には宮廷がある。
イフ「ここがエルフ領…」
イフは初めて見る景色に驚きつつも辺りをじっくりと見る。
リザード「綺麗だろ?エルフの奴らは大体が細身なんだが500年前くらいのここの族長はムッキムキで、エルフの得意な人体強化魔法を付けたその姿は正に無双だったらしいぜww」
イフはリザードの話を聞いたとても彼に興味を持った。大昔の、自分など足下にも及ばないであろう人…。
イフは自分も彼みたいに成れるだろうか?そう、物思いに更けていた時だった。
?「…」
イフ「あ。すいません…」
通行人とぶつかってしまった。イフは、先程、ぶつかった人を見る。急いでるのか早足だ。
リザード「イフ、剣、どうした?」
イフ「え?」
イフは自分の腰を見る。そこにある筈の剣は……鞘から抜けられ、無くなっていた。イフはそこで一つの結論に至る。
イフ「あの野郎!!」
イフは先程ぶつかった奴を追い掛けた。案の定、気付いた相手も驚き、逃げる。
こういうことに慣れているのか相手の逃げ足は早い。それに地形をよく熟知した相手の方が圧倒的有利だった。
それでもイフが相手を捕まえたのは相手との年齢、体力の差があったからだろう。
「放してっ!!放してよっ!!!!」
両腕を背中の後ろに回されたまだ十か十一程度の少女がいた。イフは抑える手をほどかず、聞く。
イフ「俺の剣を返せ。というかどこにやった?」
?「フン。あんなの、もう仲間にあげたに決まってるじゃない!!分かったら放してくれる?」
少女は少なくとも年上に使うべきではない口調で答える。
イフ「よし、なら仲間の場所を教えろ。そしたら放してやる」
?「嫌よ。私は何をされたって屈指ない!!仲間を売るくらいならここで死ぬわ!!」
イラッ。イフは少し、というか結構怒りが湧いてきた。イフは少女を壁と背中合わせにすれば逃げないように彼女の頭の横の壁に手をついて言う(所謂壁ドン)
イフ「おい!!いい加減にしろ!!お前等がやってんのはただの薄汚い犯罪なんだよ!!お前さぁ、死ぬとか簡単に言うけどよ、死ぬのがどんなに怖いか分かってねーだろ!!!死ぬっつーのはな、人生長く生きてちゃんとやりきった奴が言うもんだ!!まだ人生ちょっとしか生きてない未熟な俺達がなぁ、簡単に死んだら未練在りすぎて絶対後悔すんだろ!!!」
少女はしばらく静止、後、目から大粒の涙を流して泣き始めた。
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遡久野(プロフ) - うむ。ものすごく面白かった。一応続き楽しみにしてるからなぁっ？！ (2015年12月26日 1時) (
レス) id: dfc3f4d26e (このIDを非表示/違反報告)
アカ(プロフ) - 虎紅さん» ありがとうございます。たまにはホームページにでも遊びに来て下さいね……？ (2015年12月20日 19時) (レス) id: 88c7bc21b1 (このIDを非表示/違反報告)
虎紅 - イッフゥゥゥン!!最近光ノ来れてなくてごめん!!久々にみたけど面白かったよ!! (2015年12月19日 12時) (レス) id: 13f5557f4b (このIDを非表示/違反報告)
皐 - 面白ったです^^続き楽しみにしてまーす。 (2015年2月3日 18時) (レス) id: 5b124350dd (このIDを非表示/違反報告)
星野 鈴 - 最高です！！☆ヽ(最´∀｀高)ﾉ★更新頑張ってください！！ (2014年12月12日 19時) (レス) id: fee17f8af9 (このIDを非表示/違反報告)
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