46話 ページ47
その時、コナンの肩が叩かれた
驚いて振り返ると……
七海「ボウヤと貴方、ちょっといいかしら?」
コナンだけではなく、昴に対しても七海が険しい表情をして立っていた
博士が公園沿いにビートルを停めると、服部と和葉は園内に入ってゴミ箱を探した
和葉「平次、あそこ!」
和葉がゴミ箱を指差し、2人はゴミ箱に駆け寄ると、ゴミ箱の灰皿のフタを開けて
和葉「何か焦げてるで」
服部「あぁ…これやな、工藤が言うとったんは」
平次が携帯で写メを取ろうとすると、その携帯が鳴った
ビートルで待機している阿笠博士からだった
博士《京都府警がきたようじゃぞ》
公園の入口に目を向けると覆面パトカーから降りてくる私服警官の姿が見えて、服部は素早く炭化した紙を携帯で撮った
和葉の肩を抱くと、カップルのフリをして歩き始めた
「あったぞ、あれだ」
「よしっ、すぐに連絡だ」
「はい」
警官を気にしながら歩く平次の横で、和葉は頬を赤らめていた
七海に声をかけられたコナンと昴は食堂の出入り口に移動し、七海と向かい合った
七海「さっきはお手柄だったわね?」
コナン「え?何が?」
コナンがとぼけると、七海が鋭い眼差しを向けて
七海「あなたたち、一体何者?」
昴「…この船に乗らないと手に入らないデータとは、どんなデータですか?」
七海「!」
コナン「例えば突然、潜水艦が襲って来た時のデータとか?」
七海「何故そのことを…!」
コナン「やっぱりね」
昴「(やはり……)」
七海「…そのデータを得るため、"X"は難破船を仕向けてきたってこと?」
七海に訊かれたコナンと昴は小さく頷いた
コナン「そのデータはどこで手に入るの?」
七海「さっきまでいたCIC…それと艦長室…」
「「(___!!それだ!)」」
七海の答えを聞いたコナンと昴は、CICで訓練を見たときのことを思い出した
コナン「訓練のとき非常事態が起きて、艦長はCICにやってきた。そのとき、艦長室は無人だったはず!」
コナンが言うと、七海は「そうか!」と目を見張った
七海「あのとき、艦長室に忍び込んでデータを盗み出した!」
コナンと昴は目を閉じて再び訓練のときのことを思い浮かべた
昴「(ってことは、やはりあいつが“X”か!)」
コナン「(ってことは、"X"はあの人!)」
昴とコナンはカッと目を開くと、突然走り出した
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Sorimachi(プロフ) - あいかさん» ありがとう!頑張ります! (2017年10月7日 19時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読んでみたいので、更新頑張って!! (2017年10月7日 19時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi - あいかさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2017年10月2日 19時) (レス) id: 98b9629071 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - はじめまして!あいかといいます! この小説の続きがかなり気になるので更新最後まで諦めずに頑張ってください!!! (2017年10月2日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2017年10月1日 19時