３３話 ページ34
次の瞬間、七海が部屋に入ってきた
銃を構えて室内を見回す
しかし、室内には＿＿＿誰もいない
コナン「(ちくしょう、ほとんどコピーできなかった……)」
昴「(ほとんどコピーできなかったか)」
七海が入った扉の裏に隠れていたコナンと昴はくやしそうに唇をかんだ
まっすぐパソコンに向かった七海は、パソコンから外されたソケットを見てハッとし、あわててパソコンの電源をつけた
パソコンの画面に表示された英数字の羅列を見て、七海は目を丸くした
七海がパソコンに出したデータを誰かが復元したのだ
七海「�勝帖帖�
七海は思わずつぶやいた
「「(エックス……？)」」
七海のつぶやきを聞いたコナンと昴は顔を見合わせ、そして、衛星電波をキャッチして館内通路を調べていた渡辺の無線機から聞こえてきた声を思い出した
《�召�潜んでいるかもしれん》
画面の英数字を見つめていた七海は、やがてデータを消去しはじめた
「「(とにかく、コピーできたところまで博士に送ろう)」」
コナンと昴はそっと出て行こうとして、足を止めた
コナン「(いや、ここで衛星電波を発信すれば、彼女の正体がわかるかもしれない)」
思い直したコナンは、昴の手を引っ張り、腕時計の衛星通信をオンにし、衛星通信を探知される機能に切り替え、阿笠博士にデータを送りはじめた
CICを出た井上と佐久間は通路を駆け、艦長室に飛び込んで銃を構えた
「動くな!」
パソコンの前にいた七海がギョッと顔を上げた
七海の姿を見た井上が驚く
井上「なぜあなたがここに……？」
七海「あなたたちが知る必要はないわ」
七海が険しい表情で立ち上がると＿＿＿立石艦長が入り口に立っていた
立石「藤井一佐……君だったのか……」
七海「艦長、このことは後ほど＿＿＿」
七海が言いかけたとき、立石艦長の背後から小五郎が入ってきた
七海を見て「あ!」と声を上げる
高木「ん？誰ですか？」
目暮や佐藤たちも入ってきた高木がたずねると、
立石「彼女はいいんです。出て行きなさい」
立石艦長にうながされた七海は「はい……」と一礼して出ていこうとするが、小五郎が「待ってください」と止める
小五郎「不審な電波が探知されたと言うから駆けつけたんですよ！」
目暮「ええ、そうしたら彼女がいた。我々には身分を訊く権利があると思いますがな？」
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Sorimachi(プロフ) - あいかさん» ありがとう！頑張ります！ (2017年10月7日 19時) (
レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読んでみたいので、更新頑張って！！ (2017年10月7日 19時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi - あいかさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: 98b9629071 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - はじめまして！あいかといいます！ この小説の続きがかなり気になるので更新最後まで諦めずに頑張ってください！！！ (2017年10月2日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sorimachi
| 作成日時：2017年10月1日 19時
