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30話 ページ31

『何で私だってわかったの!?』


赤井「そんなことより、何か用か?」


通路の陰でAからの電話を受けた昴は、チョーカー型変声期のスイッチを切っていた


《そんなことって……赤井さん、今私ね___》


昴「イージス艦にいるんだろ?」


昴が言い当てると、Aは《え!?》と驚いた声が返ってきた


昴「羨ましいな。俺も乗ってみたいよ」


《ちょっと、何でわかるの!?》


昴「前に言っただろ?Aがどこにいても必ず見つけ出すって」


《赤井さん……》


Aもトロピカルランドでのことを思い出したようで、赤井は微笑んだ


昴「そこで何が起きてるかもわかってる。俺が必ず解決する。だから心配するな。」


《でも……どうやって?》


昴「もうすぐそっちに目暮警部達が行く」


《じゃあ赤井さんも?》


Aが期待を込めたような声で訊いてきて、昴はフッと笑った


昴「何だ、俺がいなきゃ不安なのか?」


《な……》


と一瞬、間があったかと思うと、


《バカッ、何言ってんのよ。そんなはずないわよ!》


Aの慌てふためく声が返ってきた


《……私が強いこと……知ってるよね?》


昴「あぁ、嫌ってほど知ってるよ」


赤井が優しい口調で言うと、


《うん……》


Aの嬉しそうな声が返ってきた


昴「じゃ、俺も忙しいから切るぞ」


《あ、赤井さん……》


昴は電話を切り、公衆電話を見つめながら微笑んだ


電話を切られたAは頬を赤くしながら受話器を見つめ、


『……バカ……』


ちょっと嬉しそうにつぶやいた



通話を切った昴はコナンと通路を走った
すると左の通路から人が出てきて、コナンと昴はあわてて柱の陰に隠れた


「目暮警部たちが甲板で発見したそうです」

「甲板のどこで?」

「そこまでは……」

「とりあえず急ぎましょう」


コナンと昴は足音が通り過ぎるのを待って柱からでてくると、通路を歩いていく後ろ姿を見つめた


昴「甲鈑で何か見つかったのか?」


コナン「とにかく行ってみよう」


関口らを追いかけてきたコナンと昴は、艦橋の右舷側の通路から顔を出し、小五郎たちの様子をうかがった


小五郎「で、死因はわかったのか?」


高木「溺死です」


高木の答えに、小五郎はうむ…と考え始めた

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Sorimachi(プロフ) - あいかさん» ありがとう!頑張ります! (2017年10月7日 19時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読んでみたいので、更新頑張って!! (2017年10月7日 19時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi - あいかさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2017年10月2日 19時) (レス) id: 98b9629071 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - はじめまして!あいかといいます! この小説の続きがかなり気になるので更新最後まで諦めずに頑張ってください!!! (2017年10月2日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sorimachi | 作成日時:2017年10月1日 19時

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