１１話 ページ12
事態を飲み込めない乗客らはぽかんと隊員らを見つめ、
小五郎「何か、芝居が急にリアルじゃねぇか？」
蘭「うん、凄い迫力……」
小五郎と蘭も呆然とした
「艦、停止」
「アルファ目標、本艦にまっすぐ突っ込んできます」
「対戦警戒！発光信号送れ！」
「了解!信号弾用意」
畑「発光信号弾……発射!!」
畑船務士がボタンを押すと、船首甲板で信号弾が上がり、上空が光った
CICでは上空を映したモニターが真っ白になり、その迫力に乗客たちから拍手がわき起こった
歩美「スゴーイ」
元太「カッコイイぜー！」
歩美と元太は目を輝かせ、園子も満足そうに手を叩いた
園子「すごくない？あの光、本物かなぁ？」
「『まさかぁ……』」
と蘭とAが笑い飛ばす
すると＿＿＿立石艦長と七海がCICに入ってきた
立石「総員対潜戦闘準備発令、ワーニングレッドだ!」
井上「アイサー！」
井上は緊迫した表情で立石艦長の命令に答えると、乗客たちを振り返った
井上「これから少し揺れるかもしれませんので、保護者の方はお子さんから目を離さないでください」
艦長席へ向かう立石艦長は、隊員に次々と命令を下した
立石艦長と隊員のやり取りを見ていた蘭と園子とAは、怪訝そうに眉をひそめた
蘭「何かあったのかな……」
園子「これって訓練よねぇ？」
『何か、怪しくなってきたんだけど……』
園子が蘭とAの方を向くと、
小五郎「あったりめーだろ、やっと面白くなってきたんじゃねーか」
コナン/昴「(いや、もしかしてこれは……)」
コナンと昴は険しい目で隊員たちを見つめた
「映像不明瞭!探知状況不良です!」
切迫した声が返ってきて、立石艦長は顔を強張らせた
「目標、更に接近!」
立石艦長はヘッドフォンを着け、正面のモニターを見上げた
モニター上に映った目標が《ほたか》にどんどん近づいてくる
「距離、三千二百メートル」
「本艦が目標の魚雷射程に入ります!」
緊迫した声が飛び交い、立石艦長の表情がどんどん険しくなっていく
佐久間「艦長……どうされますか」
佐久間がたずねると、立石艦長は険しい表情で視線を落とした
そしてゆっくりと顔を上げ、決意の眼差しで正面をグッと見据える
立石「閣員、要撃準備!!」
立石艦長の命令に隊員の一人が「待ってください、艦長!」と声を上げた
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Sorimachi(プロフ) - あいかさん» ありがとう！頑張ります！ (2017年10月7日 19時) (
レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読んでみたいので、更新頑張って！！ (2017年10月7日 19時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi - あいかさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: 98b9629071 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - はじめまして！あいかといいます！ この小説の続きがかなり気になるので更新最後まで諦めずに頑張ってください！！！ (2017年10月2日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sorimachi
| 作成日時：2017年10月1日 19時
