カラ松〜神隠し〜 ページ9
「はぁ・・・今日は三日月か・・・」
私はA。桜凪家の長女。満月の日、梅野家の梅野あつしと言う方に嫁ぎに行く。
私は密かに恋仲となった方がいる。松野カラ松。彼は烏天狗だ。勿論誰にも言ってない事だが。
結婚の事は彼に知らせては・・・いなかった。
ふったんだ。我ながら最低な行為だと思う。でも悲しんでほしくなかった。
嫁いでしまえばもう二度と会えない。せめて嫌ってほしい。そうすれば私の事など直ぐに忘れるだ
ろうから。
「カラ松と別れて早3日。・・・っ、会いたいよ。カラ松・・・」
本当は別れたくない。ずっと一緒に、ずっと彼の隣にいたかった。改めて自分の生まれた家を恨
む。だが、もう既にどうする事も出来ない。このまま、好きでもない許嫁の元に行く。
ねえ、もう私の事、忘れたかな?悲しいけど、カラ松が私の事で苦しんでないならそれでいいや。
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遂にこの時が来た。今日、私は梅野あつしと言うお方の嫁になる。
さようなら、カラ松。
家「A様、準備が整いましたゆえ、どうぞこちらに。」
「・・・はい。」
ゆっくりと家臣の者について行く。式場に入ると、周りの人の視線が一気にこちらに向く。
冨「おお、なんとお美しい事か!」
母「恐縮です。」
梅「あつしも、あのような綺麗な方と結婚できてさぞ嬉しいだろう。」
聞こえてくるのはそんな事ばかり。全く嬉しくない。私の隣に立つのは大富豪の長男。確かに顔は
整っているし、女子も放っておかぬような感じだが、私が好きなのはこの人じゃない。
瞳はうっすらと青がかかっていて、山伏のような着物を着て、純黒の綺麗な翼を生やして・・・
何よりあの優し気に微笑むあの人が好きだった。こんな事を考えてはいけない。分かってるけれど
どうしても想い人の事が忘れられない。
私はどうすればいいの?
・
・
宴が始まり、最初は皆やんややんや楽しんでいたが、夜になると流石に酔いが回ったか、次々に寝入ってしまった。そんな中起きているのが私とあつし殿。はっきり言って気まずい。
あ「なあ、少しいいか?」
沈黙を破ったのはあつし殿。そのまま歩いて行くのでついて行った。廊下を進むとある部屋の襖を開けた。そこはあつし殿の部屋。布団ももう敷いてあるようだ。するといきなり腕を掴み布団へ投げられた。
「え?」
あ「もう皆寝静まったから、やってもいいよね?」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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yamasimilzu1221(プロフ) - 一言 神 (2018年10月30日 22時) (レス) id: cab9b27030 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - Mysticさん» そーなんだぁ…あ、おそ松くん、大丈夫?そっかぁ…うん!きっとどこかで会えるっ! (2018年7月15日 13時) (レス) id: 5074694cef (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - かたつむりさん» お「あ〜ん〜とね〜」チ「殴)」お「っだあ!」チ「何も言うな。」お「へ、へい。」一「あ、悪いけどこの短編集僕達ので最後だから。そろそろ内容が書けなくなっちゃったんだよね。めんごめんご〜。」 (2018年7月15日 12時) (レス) id: cdeea68bf8 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - Mysticさん» いっくんと間接キス…(///ω///)♪ん?おそ松くん、「d」ってなぁに?(コテン) (2018年7月15日 11時) (レス) id: 5074694cef (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - かたつむりさん» お「うっし!お前ら、いっちょやるか!!」チ・一「「おう!!」」 (2018年6月20日 17時) (レス) id: cdeea68bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mystic | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時:2018年4月15日 18時