検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:36,931 hit

3話 ページ3

私はこんのすけに渡されたタブレットを操作する。
色々な食材を選択し



《これらを購入しますか?》


【いいえ】 ▶【はい】



トン、とタップした。

すると、ぽんっという音と共にそれらが私の周りに現れた。

化学は進んだものだ。



買った物を冷蔵庫にせっせと詰め込み、
彼に料理が出来る刀剣男士を呼んで欲しいと頼んだ。

彼は此処から動かないで、と言うと
直ぐに彼らを連れてきた。





ー燭台切さんと、歌仙さんですね

冷蔵庫が空だったので食料を勝手ながらも用意させてもらいました

私もここから勝手にに使いますが、
貴方達も好きに使ってくださいー


「変なものは入ってないよ
一部始終見てた俺が保証する」





2人はとても驚いた顔をした後に
けど、と口を開いた。





「僕達はこんなに沢山の種類の食材を使った事がないから………」


ー今までは何を作っていたのですか?ー


「芋類を蒸したり、川の魚を焼いたり………」


ー今までの審神者はどうやって食事を?ー


「君の様にそれで既製品を買っていたよ」





という事は、この本丸でまともな食事を作れるのは私だけという事だ。

確かに刀剣男士達は人間より食料を必要としないが、
食べなくては健康に関わるのだ。

しかし、人間(私)が作った物を食べてくれるとは限らない。


私はそれらを加州君に伝え、彼らに料理を教えても良いかと尋ねた。





「分かった
じゃあ今日の近侍は燭台切と歌仙に任せるね
けど、何かあったら殺すから」





そう私を睨みながら彼は厨を去った。





残された2人からは私への殺意は感じられなかったが、私を怖がっている様に見えた。





ーそんなに怯えなくても大丈夫です。
私は貴方達に危害を加える気は微塵もありません

話を聞く限り、皆さんは暫くまともな食事をとっていないようなので、
胃に優しい中華粥でも作ろうかと思いますー






私は彼らに指示を出し
1時間半後、大鍋5つ分お粥が完成した。

全種類の刀剣男士がいるので、大目に作った方が良いだろうと思ってこうなった。

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 加州清光   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

赤羽美海(プロフ) - 槝さん» コメントありがとうございます!!私的に三日月よりも初期刀の加州に「自分は1番古株だから、どんなに苦しくても頑張らなきゃ」って思ってたら萌えるな、と思い作りました。私も楽しく書かせてもらっているので、楽しいの共有が出来て嬉しいです! (2018年9月14日 18時) (レス) id: 49475d5f9c (このIDを非表示/違反報告)
- 楽しく読ませて頂きました!ボス=三日月が多いのは同感です、自満で小説書くくらい思ってたので共感者がいて嬉しかったです* (2018年9月14日 7時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤羽美亜 | 作成日時:2018年7月25日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。