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「Aちゃ〜ん、お風呂あいたよ〜。」
「あ、すぐいきます!
……じゃ、みなさん自主練頑張ってくださいね〜。」
「おう、ありがとな。」
しばらく談笑していたAだが、他のマネさんが風呂に呼びに来たので、青城の人たちに手を振って素早く戻って行く。
青城の人たちはAがいなくなってしばらくしてから、また試合を再開した。
「…………うし、じゃああと2試合ぐらいしたら終わりにすっかー。」
黒尾さんの呼びかけで、俺達も立ち上がってコート内に入っていった。
_____________
自主練も終わり、食堂へ続く廊下を黒尾さんたちと共に歩く。
「あーーー………腹減ったぁ。」
「お!!!唐揚げじゃねーか!!!」
「……木兎さん、子供じゃないんですからこんな所で走ろうとしないでください。」
「ぐえっ」
食堂に向かって駆け出そうとした木兎さんの首根っこをつかむ。
「容赦ねーなあかーし。」と言いながら、ククッと喉で笑う黒尾さん。
「……こうでもしないと止まらないんで。」
「あかーしいつも俺に酷い!」と言う木兎さんを呆れた目で一瞥し、鼻腔をくすぐる良い匂いが立ち込めている食堂に入っていく。
まだ少し時間より早かったので、食堂内はマネージャー達が固まって座っているのと、所々まばらに選手が座っているのが伺える。
テーブルの上には山盛りの唐揚げの皿が等間隔で置いてあり、お箸やご飯が既にセッティングされていた。
(………どこで食べよう。)
入口付近でキョロキョロしていると、後ろから肩を叩かれる。
誰だろうと思い、振り返ると、
「一緒に食べよーよ、赤葦。」
にしし、と笑うAがいた。
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ポイントA - とてもおもしろいです (2016年12月3日 19時) (レス) id: 7e34e29712 (このIDを非表示/違反報告)
鉄太郎@低浮上注意--Agar.io(プロフ) - すげえ、イラストが。谷地ちゃんもあんな感じ、だから、まるで作者みたい (2016年9月26日 21時) (レス) id: 2df598d9c8 (このIDを非表示/違反報告)
サユラ - とてもおもしろいです!夢主ちゃんは天然なのかな?かわいいです♪更新頑張ってください! (2016年7月27日 19時) (レス) id: 169d5d9e98 (このIDを非表示/違反報告)
ふふきし - 今回はゆるふわ○樹海ガールかな?!テンポいい曲ですよね(´∀´)作品、面白いです!!! (2016年2月14日 1時) (レス) id: ff604f24a7 (このIDを非表示/違反報告)
*フィラ*(プロフ) - マリー13さん» 返信遅れてすみませんm(__)mありがとうございます!貴方様の作品と私の作品を比べることなんてないですよ!!それぞれの作品の良さがあるので! (2015年8月21日 4時) (レス) id: 0acb92fca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*フィラ* x他2人 | 作成日時:2015年5月15日 21時