ヤンデレな彼氏を愛してしまった少女の××【名前変換オリジナル】

ダイスキ_14* ページ16

貴女side


貴｢……てことはじゃあ私、今日から奏斗くんの家に……泊まるの!?｣



彼｢そういう事になるね｣



彼は相変わらず笑顔で言った。



貴｢でも！寝る場所もないし、着替えの用意も何も持ってきてないよ!?｣



彼｢服は僕のを着ればいいし、寝る場所はあるじゃないか｣



そう言って彼が指さしたのは部屋にある、ひとつのベッド。



貴｢これって…奏斗くんのベッドでしょ！？私が使ったら悪いよ！｣



彼｢何言ってるの？一緒に寝るんだよ？｣



私は自分の顔が真っ赤になったのが分かった。



貴｢そっ、そんな！｣



彼｢別に僕は付き合ってるんだからいいと思うけど？｣



貴｢でも……｣



世の中の私たち世代のカップルはみんなこんなことしてるのかな？



もしかして私がおかしいの？



でも一緒に寝るなんてやっぱりまだ早い気が…



そんな事を考えていると、急に彼が抱きしめてきた。



彼｢やっぱり…僕と寝るの嫌だった？さっきAが僕のこと大好きだって言ったから……嬉しくて｣



抱きしめられて、こんな声で言われてしまっては、もう私に逆らう権利は無いのだろう。



貴｢ごめん……奏斗くん…私ちょっと恥ずかしくて緊張しちゃって。場所も狭くなっちゃうけど、それでもいいのなら……｣



自分がなにか得体の知れないものに飲み込まれていく。

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