209:センラside ページ30
会計を済ませ座り心地の良すぎるソファでラッピングが終えるのを待っているとさっきの女性がお待たせ致しましたとショップ袋を持って来てくれた。
「メッセージカードもお付けできますよ」
「書いたら？絶対Aちゃん喜ぶやん」
「あー、、、」
それは喜んでくれると思う。
というか、俺がAちゃんにした事で喜んでくれなかった事は無い。
「大丈夫です。大事な事はちゃんと目を見て言葉で伝えるので」
店員の女性はこの贈り物の女性が羨ましいと笑ってくれた。
出口までお送りしますと見送って貰い商品を受け取ると女性はまたお待ちしておりますと深々と頭を下げた。
「はー！緊張した！」
肩に力が入っていたらしい坂田は店を出て数歩歩くとぷはー！といつものおどけた声で伸びをしている。
「ありがとうな。もう買えたから大丈夫」
手に持ったショップ袋は全く重く無いけど重く感じる。
初めて自分が稼いだお金でAちゃんにプレゼントが買えた事が嬉しかった。
勝手に決めてしまったけど喜んでくれるかなぁと少し不安にもなる。
給料が入ってから何か贈り物がしたいと調べ続けてはいたけど決め手に欠ける物ばかりだった。
偶然昨日の夜することが無くてネットサーフィンをして見つけた女性の憧れのブランドだというアクセサリー。
決して安くはない買い物だったけど手短に買えるアクセサリーで終わらせたくなかった。
(着けたとこ、はよ見たいなぁ)
それより、早く会いたいけど。
「で、タピオカは？」
「わかった。行くから」
しっかり覚えてんのか、と頷くと目をキラキラさせた坂田はまたはしゃぎ出した。
よっしゃ、並ぼうと指をさした先の行列に目眩がしたような気がしたけど坂田のおかげで買えたことに違いない。
男二人、賑やかな女の子たちの中に並ぶ姿は滑稽だったような気がする。
その後もテレビで見たとこに行ってみたいと言う坂田に振り回された。
「お前元気やなぁ」
「こんなことないとけーへんやん。次あそこ！うらたさん食べてみたいって言ってた！」
ついでにまーしぃの分もと次々注文していく坂田に呆れつつ、まぁお礼はしやなあかんよなと大人しく着いて回った。
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あーりん(プロフ) - 折_こたぬきさん» わー！貴重な男性コメントありがとうございます！！しかもキュンキュンして頂けているとは、、、すごく嬉しいです！！次のお話でも宜しくお願い致します！ (2019年8月8日 3時) (
レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
折_こたぬき - 初コメ失礼します！初投稿から男子1人でずっとキュンキュンさせてもらってます！これからも更新頑張ってください！ (2019年8月8日 2時) (レス) id: 5fe8b549a6 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - ☆レム☆さん» 大好きと言って頂けて嬉しいです( ；__； )！長くお付き合い頂いてありがとうございます！もちろんこちらもフォロバさせて頂くので宜しくお願い致します！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
☆レム☆(プロフ) - またよろしければTwitterのほう、フォローさせていただいてもよろしいでしょうか?長くなってしまい申し訳ありません。これからもずっと応援しております(*^^*) (2019年8月7日 23時) (レス) id: d6601494c3 (このIDを非表示/違反報告)
☆レム☆(プロフ) - はじめまして、コメント失礼いたします。投稿当初からずっと読ませていただいております。読む度に幸せな気持ちになれるこの作品が本当に大好きです(*^^*)無理はせず、あーりん様のペースで更新なさってくださいね！これからも楽しみにしております！ (2019年8月7日 23時) (レス) id: d6601494c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年7月14日 15時
